FEELとDNA | ★Smile営業マンのトホホ日記★

FEELとDNA

先日の当ブログで組織に必要なもの・・・『DOとTHINKそしてFEELとDNA』ということを書きました。早速igarinさんから『FEELとDNAってなに??』ってご質問をいただいていたのでお答えしようと思います(igarinさん遅くなってごめんなさい)。といっても暗黙知の内容を書くのってとっても難しいんですよねぇ。

DNAは文字通り組織におけるDNA。
脈々とその組織に誰が語ることもなく受け継がれていくもの。

例えば先日の当ブログで紹介した小岸さんのマネジメントウィザードの場合。
経営理念は『楽しくない仕事はやりたくない。楽しい仕事を一生懸命やる。そして経営陣は楽しい仕事ができる環境を提供できるよう努力する』(言葉はちょっと違います。)
で、採用の時にはこれをひつこいくらい聞くとのこと。ここでいう『楽しい』は『厳しい』と同義語。でも楽しいと思えるから乗り越えられるヒトしか採用しない。そうやって集まった集団は、なにも言わなくても仕事を楽しみながら一生懸命やる集団になる。

私の今勤めている会社。創業者のコトバだけど、
『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ』
このコトバは何も強制的に復唱させられているわけでもなく、だれに教え込まれたものでもないケド、すんなりと自分の中にストンと落ちる。まわりを見渡せばそんなメンバーに囲まれている。

そうこれがDNAなんです。
でも意外にDNAを持っている会社って少ない。なぜか?
採用と教育に力を入れていないから(力を入れたつもりになっているから)。
人数が足りなくなったから埋め合わせるだけじゃそんなもんは育たない。
でもDNAってとっても重要。

で、FEELとは相手と自分の感性が合うか?
先日の当ブログの小岸さんの話しは再生支援をするか?M&Aをするか?といった最後の場面で、このFEELが支援先の従業員と一致するかどうかをポイントにしているとのこと。
これを自分の会社に置きかえると、上司とのFEEL、同僚とのFEEL、お客様とのFEEL・・・
つまりどんな場面でも、正しいデータと理論に裏づけされたDOとTHINKだけじゃぁうまくいかない。なぜならヒトのココロが動かないから。
だからDOとTHINKに加えてFEELとDNAが重要になってくるというわけです。

さて、今日(昨日になっちゃったケド)は日曜日なのに、とあるホテルの撮影ディレクションで出勤。このホテル、DNAむちゃくちゃ。従業員間のFEELばらばら。船頭が多くて山を登っちゃってるんですよねぇ。どうやって再生を果たすか?
あ~、悩ましい。