みなさん、こんばんは。ムラタです。
今日こそ写真!と意気込んでいたにも関わらず、撮れないままに…(泣)
1975年、ちょうど40年前の今日、4月30日は、南ベトナムの首都サイゴンが北ベトナム側の侵攻で陥落した日です。
なので…ってわけじゃないですけど、今日はフランスよりも、わりとベトナム…つまりは、「ミス・サイゴン」な感じの1日でした。
(ご存知ない方のために:「ミス・サイゴン」は、ベトナム戦争を背景にアメリカ人男性とベトナム人女性の悲劇的な愛を描くメガヒット・ミュージカルです。レミと同じくアラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク作、サー・キャメロンの製作なので、レミの兄弟分とも言える作品です。その日本プロダクションにもムラタ、関わらせていただいてます)
「ミス・サイゴンの公演って来年の秋なのに?!」
って思うでしょ?
上演予定までしっかり1年以上ありますし、詳細も発表されてないですしね。
でももう、スタッフは動いてます。
仕込みにどれくらい必要かとか、公演日程はどうなるとか、英国側と交渉しなければならないこともありますし、必要なキャスト数に合わせて海外で織る生地の発注の準備を進めたりとか、いつまでに何が必要で、何をどれだけ進めておかないといけないか等々、先々に向けてのいろんな作業の交通整理は、既に始まっているんですよ。
でも今は、 "フランス"!
公演中の「レミ」では、実際の公演に関わることはもちろん、例えば、6月から始まる各地の公演に向けて、PRの段取りやら、各主催者さんとの劇場ごとのイベントや特典のアイデアについての打合せとか、まあ、そんなことも進めてます。
そんな中、うぅぅっと頭の中が煮詰まった時、ふと湧いた疑問。
「GAL、って何の意味だっけ?」
上の写真は、吉原光夫バルジャンが、1幕前半の ♪Who am I? を歌っている時のもので、名前を変え市長マドレーヌとなって財産も得たバルジャンが、自分と間違われて裁判にかけられようとしている身代わりの男(原作ではシャンマチウという名前の窃盗犯)を救うため、裁判所に現れ、
♪誰だ、俺は? ジャン・バルジャン!
と告白し、胸の焼き印を見せてるくだりです。
この焼き印に含まれている文字が、"GAL" 。
1幕冒頭の場面に出演している囚人役は全員、胸に焼き印があります。
昔、ヨーロッパの罪人は、胸や頬などに焼き印を押されていたんですよね。
で、この "GAL" の意味が、どうしても思い出せない…(- -;
2013年に新演出版となった時、確か来日スタッフから聞いたはず、という記憶はあるものの、考えても考えても意味が出て来ず…(><)。
「何かの略だっけ?」
「頭文字とか?」
尋く人みんな不確かな答えで、なんだかモヤモヤしていたところ、通りかかったのが工場長の石飛幸治さん!
原作にもミュージカルでの細々したことにも詳しい彼なら、と、
「GALって何の意味だっけ?」
「ガレー船!」
石飛さん、にっこり笑いながら即座に答えをくれました。
早っ!(笑)
バルジャンたち囚人が漕ぐガレー船(GALLEY)の頭3文字、だったんです。
文字の上のマークは…確かめそびれたけど、確かフランスは、ユリの花(王家の紋章)を罪人の焼き印として使っていたと思うので、それ…なのかなぁ?…形、それっぽくない感じしちゃうけど… f^^;(今度、調べときます)。
ちなみに、このGAL(ギャル)マーク、毎回手書きしてるわけではありません。
GALシート、なるものを胸に置き、その上から色を乗せて、シートを取れば、ハイ!GALマークの出来上がり!という手順(^^)。
シートは、英国から指定されたデザインを透明なポリプロピレン(ぶっちゃけちゃいますと、クリアファイル/クリアホルダーを使ってます)にトレースし、それをチョキチョキやって、マークと文字の部分をくり抜いてある、というシロモノです。
演出部スタッフがひとつひとつ、図画工作して、囚人役を演じる男性キャストたちに配布してるんですよ。
あ、そうそう、上の写真は実は、改訂版プログラムの色校正原稿を撮影したものです。
だから、かなり写りが悪いんですけど、掲載予定の舞台写真、チラ見せ、ってことで(笑)
明日からは、5月。
月替わりのため、開演前には "お祓い" があります。
来月も、日々の公演、つつがなく進行しますように。
ではまた~。
今日こそ写真!と意気込んでいたにも関わらず、撮れないままに…(泣)
1975年、ちょうど40年前の今日、4月30日は、南ベトナムの首都サイゴンが北ベトナム側の侵攻で陥落した日です。
なので…ってわけじゃないですけど、今日はフランスよりも、わりとベトナム…つまりは、「ミス・サイゴン」な感じの1日でした。
(ご存知ない方のために:「ミス・サイゴン」は、ベトナム戦争を背景にアメリカ人男性とベトナム人女性の悲劇的な愛を描くメガヒット・ミュージカルです。レミと同じくアラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク作、サー・キャメロンの製作なので、レミの兄弟分とも言える作品です。その日本プロダクションにもムラタ、関わらせていただいてます)
「ミス・サイゴンの公演って来年の秋なのに?!」
って思うでしょ?
上演予定までしっかり1年以上ありますし、詳細も発表されてないですしね。
でももう、スタッフは動いてます。
仕込みにどれくらい必要かとか、公演日程はどうなるとか、英国側と交渉しなければならないこともありますし、必要なキャスト数に合わせて海外で織る生地の発注の準備を進めたりとか、いつまでに何が必要で、何をどれだけ進めておかないといけないか等々、先々に向けてのいろんな作業の交通整理は、既に始まっているんですよ。
でも今は、 "フランス"!
公演中の「レミ」では、実際の公演に関わることはもちろん、例えば、6月から始まる各地の公演に向けて、PRの段取りやら、各主催者さんとの劇場ごとのイベントや特典のアイデアについての打合せとか、まあ、そんなことも進めてます。
そんな中、うぅぅっと頭の中が煮詰まった時、ふと湧いた疑問。
「GAL、って何の意味だっけ?」
上の写真は、吉原光夫バルジャンが、1幕前半の ♪Who am I? を歌っている時のもので、名前を変え市長マドレーヌとなって財産も得たバルジャンが、自分と間違われて裁判にかけられようとしている身代わりの男(原作ではシャンマチウという名前の窃盗犯)を救うため、裁判所に現れ、
♪誰だ、俺は? ジャン・バルジャン!
と告白し、胸の焼き印を見せてるくだりです。
この焼き印に含まれている文字が、"GAL" 。
1幕冒頭の場面に出演している囚人役は全員、胸に焼き印があります。
昔、ヨーロッパの罪人は、胸や頬などに焼き印を押されていたんですよね。
で、この "GAL" の意味が、どうしても思い出せない…(- -;
2013年に新演出版となった時、確か来日スタッフから聞いたはず、という記憶はあるものの、考えても考えても意味が出て来ず…(><)。
「何かの略だっけ?」
「頭文字とか?」
尋く人みんな不確かな答えで、なんだかモヤモヤしていたところ、通りかかったのが工場長の石飛幸治さん!
原作にもミュージカルでの細々したことにも詳しい彼なら、と、
「GALって何の意味だっけ?」
「ガレー船!」
石飛さん、にっこり笑いながら即座に答えをくれました。
早っ!(笑)
バルジャンたち囚人が漕ぐガレー船(GALLEY)の頭3文字、だったんです。
文字の上のマークは…確かめそびれたけど、確かフランスは、ユリの花(王家の紋章)を罪人の焼き印として使っていたと思うので、それ…なのかなぁ?…形、それっぽくない感じしちゃうけど… f^^;(今度、調べときます)。
ちなみに、このGAL(ギャル)マーク、毎回手書きしてるわけではありません。
GALシート、なるものを胸に置き、その上から色を乗せて、シートを取れば、ハイ!GALマークの出来上がり!という手順(^^)。
シートは、英国から指定されたデザインを透明なポリプロピレン(ぶっちゃけちゃいますと、クリアファイル/クリアホルダーを使ってます)にトレースし、それをチョキチョキやって、マークと文字の部分をくり抜いてある、というシロモノです。
演出部スタッフがひとつひとつ、図画工作して、囚人役を演じる男性キャストたちに配布してるんですよ。
あ、そうそう、上の写真は実は、改訂版プログラムの色校正原稿を撮影したものです。
だから、かなり写りが悪いんですけど、掲載予定の舞台写真、チラ見せ、ってことで(笑)
明日からは、5月。
月替わりのため、開演前には "お祓い" があります。
来月も、日々の公演、つつがなく進行しますように。
ではまた~。