ギルメン募集をしていると、
色んな募集チャットを見る機会が増えるんですが…
「装備×でもOKなところ」みたいな
ギルド募集のチャットルームタイトルを見て思うこと。
OKかどうかを最終的に判断するのは
ギルドじゃなくて自分自身だけど大丈夫?
どーも
人生は常に己との闘いだと思うとーなです。
「装備×」にありがちなこと
はい。
まず、書き出しについて、どういうことかと言いますと――
たぶん9割くらいのギルドは、装備よりもやる気とかモチベを見ていて、
他の人と比べて装備が劣ってるけど、頑張って追いつこうというモチベの人は、
だいたいの場所で歓迎されると思ってます。
(ほんとに即戦力を求めてるガチギルドとかは別にして)
逆に装備とか火力はあるけど、PT組むときだけ都合よく顔出す人の方が
ギルド視点で見たときには毛嫌いされるんじゃないかな?
まあ、この辺はギルドの方針によりけりですが・・・
かくいう私も装備やレベルよりも、IN率やモチベの方が重要だと思ってる派です。
とはいえ
「装備×の良し悪しを判断するのはギルド側やろがい!」
って声が聞こえてきそうですが、
こういう人が「装備なくてもOKだよ!」って言われてギルドに入っても、
1.ギルドで金策PT(夢幻など)に誘われてついていく
2.ホントについていくだけになる
3.誘われても参加したくなくなる
4.誘われても断る日々が続いて何となく疎外感が募る
5.金策も大してできず装備更新も進まない
6.ギルドになじめない・できることが増えない ⇒ 4へ
⇒ 4~6のループを繰り返した結果
7.モチベが最下点に達し脱退or引退
だいたいこんな感じのルートが待っています。
これを「卑屈スパイラル」と言います。
(今しがた命名しました
ギルドマスターのみなさん!!どうですか!?
こういう人見たことありませんか?
これって、ギルド的にはOK出してるのに、
本人がその環境に耐えられずにNGにしちゃってるんですよ。
装備×を自称する人は割とこの傾向にあって、
「装備×でもOKなギルド」っていうのは、その額面通りの意味じゃなくて、
「装備×の私でも対等に遊べる人がいるところ」っていうニュアンスが
含まれてるんじゃないかなと思ってます。
(拾う側がそんなのわかるかい!って話ですがw
私の運が良かった可能性もありますが、
それなりの数のギルドを見てきて「その装備はちょっと^^;」みたいなことは、
一度も言われたことがないですし、目撃したこともないので、
実際にギルドから装備を理由にNOを突き付けられるのは、
極めて稀なことだと思います。
なので、装備×がOKかどうかを
最終的に判断するのは「自分」って話なんです。
さらに細かいこと言うと「装備×でもOKなところ」っていう募集を書いてる時点で、
既に感情がネガティブな方向を向いてると思うんですよね。
なので、そういう人ほど卑屈スパイラルに陥りやすいんじゃないかなーと…
(というか、直近のギルドでスパイラル経験済の可能性が高いまである)
ギルドとしては、できるだけ効率いい金策に連れて行って、
装備を揃えてもらって、肩を並べて一緒に遊べるようになって欲しい
という思いがあるはずなんですけどね。
多くの人がその前にドロップアウトしてしまうという印象です。
まあ、私も復帰半年後くらいからギルドを渡り歩いた時期は、
周りの装備水準に追い付けずに苦しんでいたんですけどね。
私の場合は、特にペアとかトリオなら夢幻登頂できるような
中途半端な強さだった時期が最もきつかったですね。
そういう状況で、ソロで登頂できる人に誘われて夢幻行って、
やることなく帰ってくるみたいな展開が一番の苦痛でした。
「ソロできるのになんで?マウント?嫌がらせ?」って常々思ってましたね。
自分もやれるという半端な自負があったので、その反動という感じですかね。
「続く人」と「続かない人」
なんというか今も昔もROって装備主義みたいなところは変わってなくて、
昔は時間を費やせる人が一人勝ちしてましたけど、
今は時間かお金のどちらかを費やせる人が勝てるという点に関しては、
選択肢が増えてるんですよね。(どっちも費やせる人は最強ということですが…)
ただその一方で、火力とか装備のインフレが進んでて地道な金策だけだと、
どうしても行き詰るような場面が増えてるようにも感じます。
さらに装備水準の幅もかなり大きくなってますね。
なので、今のROを装備が無い状態から
それなりに良いプレイ体験を得たいと考えた場合、
①ギルドに入って寄生する(割り切る鋼メンタルやコミュ力が必要)
②リアルマネー使って装備を揃える
③地道な金策をひたすら繰り返しつつ、高額アイテムを一発当てる
(MVPc、精錬・エンチャギャンブル等)
このどれかが必要になってきます。(全部出来たらやっぱり最強)
そして、どれもできない人は
そもそも今のROに向かないし、絶対に長続きしません。
某ROブロガーさんの昔の記事に、
「スターターパッケ課金すらできないやつは
今のROに向かないからやらない方がいい」
というニュアンスの記載を見かけたことがありますが、
これに関しては私も全面的に同意してます。
良いプレイ体験を得ようと思ったら、
時間なりお金なりの代償が少なからず必要ってことです。
確かに、「いいギルドに入れたから、私はROを続けるよ!」
となるケースもあるかもしれませんが、
それもそこに至るまでのプレイ体験があるわけなので、
①~③を事前に実践できてるというケースが大半で、
ギルドに入ってから①~③が着いてくるというケースは稀だと思います。
少なくとも今の中堅以上で長く残れてる人たちって、
この①~③のどれか、あるいは複数を実践してきてるんじゃないかなと思いますね。
(大昔からずっとROやってて資産が潤沢な人は別ですが…)
かくいう私も②と③でここまで続けられてる感じです。
あと、育成で行き詰まってリタイアっていうのを聞くこともありますが、
この問題の根幹にあるのも結局は装備なんですよね。
レベリングに関しては、ギルドで協力してあげれば簡単にできるんですけど、
結局装備が伴わないからやれることが増えなくて飽きて辞めていくんですよ。
2次職から3次職になったときや、3次職から4次職になったときなど、
一定の期間においてプレイ体験に変化はありますが、
4次職に転職してしばらくすると装備以外の伸びしろがなくなりますからね。
その昔、他のギルドに所属してた時にギルメンのレベリングに協力してたんですが、
途中で「レベリングは本人のモチベにさほど影響しない」ということに気づいて、
それ以降はレベリングの手伝いを控えるようになりました。
「続かない人」の面倒を見るほど虚しいものはないですからね…
しかもレベリングに苦労を伴わないので、
そうやってレベリングした人ほどあっさり辞めていくんです。
なので、うちのギルドも本人からの希望がない限り、
レベリングの手伝いはしてないです。
少し極端かもしれないですが、
①~③が実践できる人は自力でレベリングもできるし、
①~③が実践できない人は自力でレベリングもできないって話です。
こういうところを突き詰めていくと、
その人の言動や行動で「続く人」か「続かない人」ってのが分かるんですよね。
なので、「続かない人」とは自然と関わらないようになっていきます。
しかし、こういうことを書いてると、
新規や復帰者に対してすごく冷たい人間だと思われることでしょう。
「めっちゃ性格の悪い奴がギルドマスターやっていやがる」と・・・
確かに、新規や復帰者が定着して、
ROがさらに賑わったらいいなとは思っていますが、
それ以上に、「やる気のある人」が、そういったやる気がさほどない
新規や復帰者に労力を投入したにも関わらず、あっさりと辞められてしまって、
その人自身がやる気を失って辞めてしまうことの方が、
ROにとってはより大きな損失だと思うんですよ。
そして、よーーーーく考えてみてください。
そもそも、今のROってオジサンやオバサンがメイン層なわけですよ。
つまりプレイヤーのほとんどがいい大人なわけです。
そんないい大人に対して、一から十まで世話を焼いたり、
いちいち「やる気スイッチ」を押してあげるみたいなことをする方が、
ぶっちゃけナンセンスじゃないですか?
ギルドマスターはその人の親でもないし
クラス担任でもないんですよ?
(まあ、親子でROやってる人もいますけど・・・)
新規や復帰者にゴマを擦ったところで、
「続かない人」は一時的に楽しんで躓いてすぐ辞めていくし、
「続く人」はそもそもゴマを擦らなくても続いていきます。
ということで、「新規や復帰者に極端に媚びたりする必要はない」
ってのが私の結論です。
優しくすることと甘やかすことは似て非なるものってことなんです。
「装備×」≒「続かない人」
なんか思ったより語りたいことが膨らんでしまって、
話がだいぶそれてしまいましたが、話を最初の方に戻すと、
「現段階で装備が無い」という事実自体はさほど問題ではなくて、
いくらでも受け入れてくれるギルドはあると思います。
誰しも装備が整うまでは「装備×」の時期を経験するわけですからね。
それよりも「今の装備が無い状況を本人がどうしたいか、どうしていくか」です。
偉そうに色々と書いてきてますが、
ここまでのことってギルドマスターをそこそこ経験してる人なら、
ギルド運営する中で多かれ少なかれ感じている部分だと思います。
そして、ギルドメンバーの入れ替えというのは少ない方がいいわけで、
できるだけ長く付き合える人をギルドに入れたいと考えるのが必然となります。
なので、「装備×」の人を敢えて拾いたいというギルドは少ないと思います。
ある程度のモチベを持って運営しているギルドは特にそうじゃないでしょうか。
何故かといえば、その時点で装備を整える方策を実践していないと捉えられるので、
モチベが低そうだなとか、長続きしなそうだなと感じてしまうからです。
つまり、その時点の判断材料からして
「続かない人」の可能性が高いということです。
まあ、それでもROって世話焼きな人が多いんで、
どこかしらのギルドが拾ってくれるかなと思います。
でも、都合よく自分と同程度の人とPTを組めるような環境には
そうそう巡り合えないでしょう。
そうすると、結局「装備が無いという現実」と対峙することになります。
その状況で続けられますか?
あ、「基本ソロでもギルドで会話さえできれば良い」
という人もいるかもしれないですね。
でも、頻繁にPTを組んで会話する人とPT組まないで会話しかしない人、
どっちの方がギルドになじみやすいでしょうか?
あとから入ってきた人に追い越されるかもしれないですね。
え、「コミュ力があれば大丈夫」って?
コミュ力ある人は「装備×」云々っていうギルド募集はしないんじゃないかな…
現実は厳しいのです。
結局はモチベよ
私が言いたいのはこんなところですね。
散々な言い方をしてしまった気がしますが、
「装備×」を否定してるわけではないです。
ただ、漠然と「装備×」でも何とかなると思っているのなら、
それは修羅の道ですよということです。
「いいギルドに入れたら本気出す」はうまく行かないと思っていいです。
まあ、これって「装備×」に限った話じゃなくて、
「復帰者でもOKなところ」っていうのも似たような話だと思ってます。
私からすれば、「復帰者だから何?」って感じですね。
その中にはいろんな意味があると思うんで、
その真意を明示してもらわないと判断しようがないって話です。
復帰者だから装備がない
復帰者だから知識がない
復帰者だからやる気がない
どれ?ぜんぶ?
そして私だったら、モチベさえあれば大歓迎と回答します。
装備や知識があっても、モチベ低い人はなんだかんだで
ギルドの雰囲気に悪影響与えることが多いですからね・・・
ということで、最後に「装備×」や「復帰者」だけど
ギルドでROを楽しみたいという人に
具体的なアドバイスを送ります。
(1)装備揃える課金、努力をしよう(既にしてるなら装備×と書かないでいい)
(2)プライドを捨てよう(寄生は最強の金策)
(3)大きいギルドに入ろう(ワンチャン同程度の人と会える可能性がある)
(4)自分でギルドを作ろう(ギルドを作れば貴方がルールです)
どれでもいいです。
1つでも実践できれば、きっとROが少し快適になるし、
良いギルド(ギルドメンバー)に巡り合えるチャンスが増えるはずです。
お金も使いたくない
努力もしたくない
寄生もしたくない
大きなギルドにも入りたくない
自分でギルド運営もしたくない
そうなったらもうROやらない方がいいです。マジで。
ただただストレスが溜まるだけです。
パルワールドでもやりましょう。
ちなみに、うちのギルドは私の経験を基にギルドルールを設計していますし、
良くも悪くも放任主義なので、助けが必要な時は全力でサポートしますが、
特に必要とされないときは、むやみに手出しはしないようにしています。
自力で遊ぶことも良いプレイ体験としてモチベに繋がりますからね。
また、私が夢幻PTなどを立てるときは、
ソロ安定してるキャラをなるべく出さないという無駄な気遣いもしてるので、
「やる気はあるけど必要以上にお世話されたくない!」とかって人は
うちに来てもらいたいとは思ってます。
ただ、私は前述のとおりROに対するモチベとか
前向きな姿勢を見てるので・・・
そもそも
ギルド募集で落ちてる人は
拾わない派です!
ごめんね!!