1997年11月16日、博多駅にて。
「みどり」の14号車として連結されていた、クハ480-3。(写真手前)
今回のカットは、26年前の1997年11月。
東京から九州へ帰省した際に、博多へ立ち寄っていた。
そこで見かけてたのが、こちら。
「ハウステンボス・みどり」の485系8両。
当時は「かもめ」も連結しての「三階建て」併結列車もあったことから、「ハウステンボス」編成の4連に7~10号車、「みどり」編成の4連に11~14号車の号車番号が振られていた。
その、14号車として連結されていたのが、写真手前のクハ480‐3。
この車両、もともとは北陸特急で活躍していたサハ481-14に運転台取付改造を行ったもの。屋根上には種車のキノコ型のクーラーキセが残され、そこに高運転台が取り付けられる形となった。
国鉄末期の1985年に改造が行われ、そのまま日根野へ配置されて短期間「くろしお」で活躍していたが、国鉄分割民営化直前に南福岡へ移り、そのままJR九州へ承継された。
改造当初、前頭部には貫通扉が取り付けられていたが、九州へ来てから埋め込まれていた。
この時期は赤い塗色に「MIDORI EXPRESS」のロゴをつけられ、「みどり」編成の先頭車として組み込まれていた。「ハウステンボス」編成ほど派手な出で立ちではなかったけども、側面の「MIDORI EXPRESS」ロゴが緑色となっているなど、「みどり」用であることを主張していた。写真のときは、中間のモハユニットがノーマルの「RED EXPRESS」だったけどもね。
クハ480-3は、「ハウステンボス・みどり」が783系に置き換えられた2000年3月改正で運用を離脱し、廃車となっている。
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