日田で静態保存のED76+14系寝台車2両が解体・・・。 | 遠森一郎の「ゆるっと写真雑記」

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2018年11月4日、大分県日田市庄手「日田天領水の里 元氣の駅」にて。

静態保存されていた、ED76-91+オロネ15-3005+スハネフ14-5。

 
昨日8日から、日田市の三隈川中州にある「日田天領水の里 元氣の駅」で静態保存されていた、ED76-91と14系寝台車2両が解体されているとの情報が、Twitter上でもたらされている。
 
ED76-91は「なは・あかつき」が廃止となり関西~九州ブルトレが消滅した2008年3月ダイヤ改正時に保留車となり、翌2009年に所属の大分からJR小倉工場へ廃車回送となっている。
オロネ15-3005(オロネ25-5改)とスハネフ14-5の2両はともに、2009年3月の「富士・はやぶさ」廃止・九州ブルトレ消滅まで活躍した車両。
 
ワタシがここの保存車両を初めて見に行ったのは、2011年5月のこと。まだ整備途中で、ED76-91のナンバープレートが付いていないような状態だったが、それでも、ブルトレの車両がここで静態保存されるということで、とてもワクワクしたのを覚えている。
上写真は、ワタシ自身最後に訪ねた2018年11月の撮影。このときは、スハネフ14-5の横に足場が組まれ、再塗装が施されている最中だった。外板が傷んでいるという情報を聞いていたなか、再塗装の作業が始まっているのを見て、少しほっとしたのを思い出す。
その後、訪ねる機会がないまま経過し、今回、解体の報に接した。
九州ブルトレの最末期の姿を伝える、今となっては貴重な車両たちでもあったので、とにかく残念、というほかない。
この手の保存車両の話をするときには、やはり資金面や管理体制の課題がどうしても付きまとう。もちろん、個人の力だけでは如何ともしがたいところだし、最近はクラウドファンディングなどの手法を用いて、各地で保存車両を守る動きも出てきている。
いろいろ検討されたうえでの「解体の断」ではあろうと察するが・・・ただただ、無力感のみが心を漂っている。
 
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