工場一般公開にあわせて大宮入りし、車両展示に供された885系「白いかもめ」SM1編成。

2000年の大宮工場一般公開「JRおおみや鉄道ふれあいフェア」には、JR九州から885系「白いかもめ」SM1編成がわざわざ運ばれてきて、展示に供された。
SM1編成は、車両メーカーから新造車両を鉄道事業者に届けるために行われるのと同じ、「甲種鉄道輸送」、つまり貨物扱いで、JR九州小倉工場(現・小倉総合車両センター)から発送されて、機関車牽引で大宮まで運ばれてきた。
展示車内には外部から電源が供給されて、灯火類なども点灯された状態となっていた。
1994年には、やはりこの大宮工場公開に、787系「つばめ」の7連1編成が運ばれてきて展示されたことがあった。787系のときもこの885系のときも、車両のPRと九州への誘客が目的であり、グッズの販売コーナーが出たり客室乗務員も出張してきたりと、かなり気合の入ったPR活動が展開されていた。
このときに大宮まで出張したSM1編成だが、つい最近、小倉総合車両センター入場に伴って、アクセントのラインカラーが黄色から青に変更され、「AROUND THE KYUSHU」ロゴがつけられている。
黄色ラインの編成も、近いうちに姿を消しそうな勢いだ。