神社の境内に設られた三つの釜に水が入っていて薪をくべて湯を沸かせています。
前の写真の左脇の白装束姿で写っているのが、ご神事をなさる先生方です。
私は、右横のところの前でみていたのですが、このご神事のクライマックスは、
両手に持った笹の葉をお湯の中につけてそれを周りに振りまくところです。
三つの釜は、結界内に三角の形に配置されています。前の一つの釜は、古くからおられる
先生が担当されて、後ろの二つの釜は、比較的新しい先生が担当されていました。
私がいた右後ろは、新しい先生が担当されている釜の近くです。
いよいよお湯に浸けた笹の葉を振り上げ辺りに振りまく時、新しい先生は、
ちょっとやり方が大人しかった。それで管長が、もっとやるようにご指示を
されていました。それでスイッチオンか、まあそのあとすごかったです。
頭上から、正面からお湯飛沫が、これでもかって言うくらい来ました。
私がハゲだからって言うのもあるんだろうけど、頭にかかるとまあ熱いんですよね。
来ていたジャンバーは、前だけ水浸しならぬお湯浸し状態。でもそれでいいんです。
深湯祭(くがたち)にしろ、今回はありませんでしたが、鎮火祭(火渡り)にしろ、
要は禊の一種だろうって思っています。たくさんお湯の飛沫を浴びて、悪いものが落ちるみたいな
感じです。
ただあのお湯は、笹の葉を浸していたので、笹の葉の香りが移っていて、着て行くった服は、クリーニングに出すことになります。
御神事に使われたその笹の香りの移ったお湯は、後から、小分けにして、参詣者が持って帰ります。いただくとおいしいんですよ。
あと餅まきがあって、紅白の丸餅が、ビニール袋に入っていて、それが投げられて、みんなで拾います。飛んできたのを直接キャッチするのがいいんだけれど、なかなかそうはいかなくてね。今年は、紅のお餅が2つ取れました。あと福銭が1つ。いただいて帰りました。希望者には、最後、御神刀祓いがあります。拝殿の上に上がって、管長が真剣を肩や頭にあてて、邪気をとってくださいます。
こんなご時世だからか、最近は、月並み祭の時に参拝される方も多くなったと聞きました。他所の団体の方も多いようです。ご興味のある方はぜひ参詣なさると良いですよ。