土曜日、東京フィルメックスの、「麻希のいる世界」を見に行ってきました。主演のお二方の舞台挨拶も楽しみだったし。映画館に足を運ぶのはすごく久しぶりです。新型コロナウィルス感染症で、昨年颯良ちゃんの出た寅さんだって行くのどうしょうか迷って行かなかったくらだから。2人揃っている姿見るのは、さよならくちびるの舞台挨拶以来、麻鈴ちゃんは、明治座で里見八犬伝を見て以来でした。まあ2017年度の学院祭のサクラデミー女優賞は誰だのコーナーのウィニング小芝居のアドリブの応酬に森先生の言った「来年に続く」は、2019年度公開の、「さよならくちびる」の撮影に続いていて、そして、「さよならくちびる」から、「麻希のいる世界」に続いていたと思うと本当に感慨深いものがあります。
映画本編とは、違って、舞台挨拶はほのぼのとしたものでした。塩田監督の、自分の立場はボクシングのセコンドみたっていうのは、面白かったですね。ゴングがなると2人は中しかみてなくて、自分(監督)の言うことなんか、聞いていないみたいって言うやつ。主演女優としての自覚なんですかね。スパーリングから手を抜かないでバチバチいってしまうとか、12年度の中元先輩のダンス評みたいで好感がもてました。塩田監督がまっさらな感じでみて欲しいとかなにか意味深なことをいってたり、8代目会長が、熱量を感じて欲しいみたいに言っていたのは、映画をみて理解ができました。この映画、塩田監督が2人をイメージして書かれたと言われていたけど、けっこう監督のいろんな思いが詰め込まれているみたいで、私が横溝正史の金田一耕助になって色々詮索したい思いです(笑)
公演後のQ&Aで、映画で使われている麻鈴ちゃんのエレキギターが、劇中歌提供の向井秀徳さんの私物とか小道具にもすごく気配りがしてあるのがわかって映画制作の奥深さがわかりました。

麻希のいる世界は、いろんな見方ができてみる方向によって色々に解釈ができるそんな作品でした。

8代目会長の言っていた熱量感じられましたよ。さくら学院の生徒は代々、他人に思いを届ける能力が高いなあって今更ながらに思ったことです。

 

追加

 

アミューズのホームページで、舞台挨拶の一部が公開されました。