東京都では令和5年4月1日より、9価ワクチン(シルガード9)が定期接種に追加されている。定期接種は任意接種と比べて推奨度数が高いワクチンのこと。現時点の子宮頸がん被害者は社会復帰出来ていない現状だが、東京都はキャッチアップ接種と称し、HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会を提供と謳っている。

ちなみに東京都中野区は子宮頸(けい)がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を予防するワクチンについて、区内に住む小学6年生〜高校1年生の男子の接種費用を全額補助する取り組みを2023年8月から始めている。区によると、男子を対象にした助成は都内自治体で初めて(HPVワクチンは3回接種が必要としている)である。

ちなみに子宮頸がんワクチンサーバリックスはイラクサギンウワバというガの幼虫の細胞由来である。