グルタミン酸ナトリウムと聞くと私たちの年代では、○○の素を思い出いだします。
一時騒がれてグルタミン酸ナトリウムは危険だとの認識は広がっていたはずなのに、いつの間にか隠れたところでたくさん使われてきているようです。
昭和30年代の話ですが、世界保健機関(WHO)の専門家委員会が出している報告書にグルタミン酸ナトリウム(化学調味料の主成分)の一日摂取許容量(ADI)が設定されていました。

特に生まれて二カ月までの乳児には与えてはいけないとなっていたのです。
しかしこれは○○の素にとっては致命的なものであり、WHOの委員のうち企業の人間の必死の働きかけでWHOの報告書から消えたようです。
 
ワシントン大学のジコン・W・オルニ-博士は、グルタミン酸ナトリウムを生まれて間もないネズミに飲ませると、目の網膜に異常が起きるというルーカス博士たちの報告をもとに、その原因を究明する研究をしていました。

この研究中にグルタミン酸ナトリウムを与えられたネズミが異常になっていることに気がついたのです。原因はグルタミン酸ナトリウムのために、脳下垂体という成長や性成熟に関係する重要な脳の器官がやられていたためだったようです。

アメリカのラッセル・ブレイロック博士なども興奮毒であることを厳しく指摘しています。これ以外にも肝臓や 卵巣、子宮や副腎にも異常が認められたようです。この異常はマウスの他にもラット、ウサギ、ニワトリ、アカゲザルなどでも確かめられたとされています。
 
グルタミン酸ナトリウムは覚醒剤に非常に近い作用機序であり、グルタミン酸は神経伝達物質の一つです。グルタミン酸ナトリウムを摂ることによって、肥満が増えているのです。

グルタミン酸ナトリウムはレプチン抵抗性を高め、内臓脂肪増加の要因となり、空腹感と脂肪蓄積の悪循環を招き、心臓病や糖尿病、メタボリックシンドロームのリスクを高める作用があります。

そしてそのような危険な物質が、だしの素、漬物、インスタントラーメン、かまぼこ、ソーセージ、ポテトチップス、せんべいなどほとんどの加工食品・調味料に非常に広く、安易に使用されているのが現状です。アミノ酸などと表記され多くのものに入っています。
 
それは、味をみせかけ上良くするためにです。うまいと思わせて頭をパーにさせるためです。目先のことしか考えない愚かな人類にはぴったりの食材かもしれません。でも、大丈夫、これからはアミノ酸というとグルタミン酸ナトリウムでさえなくなるかもしれませんw。