遺伝子組み換え食品が、ヤバい

食の情報はいい意味でも悪い意味でも氾濫し、毎日口にするものに対する意識を持つ人が増えていますが、日本の滅亡を願う人たちから食べものに関しても、より巧妙な手口で罠が仕掛けられていることにも気づかなければなりません。

たとえば、あなたは遺伝子組み換え食品について考えたことがありますか?
「遺伝子組み換え食品は体に悪そうだからできれば食べないようにしたい」と漠然と感じている人はいるかもしれませんが、「どんなふうによくないのか?」まで調べたことがある人は少ないのではないでしょうか。

結論から述べると、日本を滅亡させたくないなら、遺伝子組み換え食品を日本からなくすことです。
ただ、これはTPP(環太平洋パートナーシップ)やFTA(現在はこちらが主流)やRCEPが絡んでくる話なので、政治と直結する問題でもあります。

遺伝子組み換え食品の摂取によって何が起こるのか。
有名なのは三大疾病であり癌、アレルギーや免疫系疾患、遺伝性疾患になります。

現在、すでに遺伝子組み換え食品は、海外からどんどん輸入されている状態です。
農林水産省の発表によると、大豆やトウモロコシ、菜種の三種だけでも2019年の輸入量は約2100万トン超。
一方、米の生産量は約880万トンなので、米の約2・5倍の割合の量にあたる大量な遺伝子組み換え食品が加工食品や家畜の飼料として使われていることになります。

「私は遺伝子組み換え食品を買わないから大丈夫」と思い込んでいる人でも、今の日本で普通に生活していたら、遺伝子組み換え食品が入り込んでこないようにするのは至難の業といえます。
 
たとえば、牛や豚、鶏といった肉類も、エサとなる飼料はほぼ輸入に頼っている状態です。
遺伝子組み換え食品そのものは食べていないつもりでも、遺伝子組み換えされた飼料を食べて育った牛や豚、鶏も、ある意味では遺伝子組み換え食品です。

ということは、スーパーマーケットなどで安く売られている肉には、遺伝子組み換えされたものが混入していると考えるのが自然でしょう。
ほかにも、醤油、味噌、納豆、油、豆腐、うどん、ラーメン、菓子、清涼飲料水にも、日本では遺伝子組み換えの表示義務はありません。

意識していなくても、遺伝子組み換え食品を身体に入れてしまっている例として、ソフトドリンクも挙げられます。
甘さを感じる飲み物には、多くの場合、「異性化糖」という物質が入っています。
異性化糖の原料のうち、90%以上はアメリカ産のトウモロコシからできたコーンスターチですが、それら日本に輸入されているものはほぼすべて遺伝子組み換えされたもの。

つまり、日本のメーカーがつくった日本のソフトドリンクであっても、異性化糖が入っていれば、それはほぼ間違いなく遺伝子組み換えされた飲み物といっていいでしょう。

ちなみに、遺伝子組み換えされた農作物の種を90%以上独占販売しているのは、発がん性疑惑の除草剤を日本に売りつけていたあのモンサント社です。
モンサント社が遺伝子組み換えされた農作物を開発したのは、除草剤のラウンドアップに耐性のある作物をつくり、「除草剤と種」というセット販売により利益を二重取りしようという目論見があったからです。
そして日本は世界で最大の、除草剤と遺伝子組み換え作物の輸入国であるのです。