CITES事務局よりプレスリリースがでました。これは、今年(2019年)スリランカのコロンボで開催されたCITES CoP18にて討議される提案内容になります。これからも追加更新されると思いますが、現時点での提案内容です。※決定はしていないです、まだ提案され議案に上がることの一覧です。
PRESS RELEASE
Proposals to change protection levels of species under international trade
at the next World Wildlife Conference available online
Marine and timber species top on the agenda. International trade in African elephant, giraffe,
white rhino, saiga antelope, vicuna and many other species also to be addressed
at CITES CoP18 in May 2019 in Colombo, Sri Lanka
翻訳ソフトにて、日本語に変換してみました。
プレスリリース
国際貿易下の種の保護レベルを変更するための提案
オンラインで利用可能な次の世界野生生物会議で
海洋と木材の種が議題のトップに立っています。 アフリカゾウの国際貿易、キリン、
シロサイ、サイガアンテロープ、ビクーニャおよび他の多くの種もまた対処されるべきである
2019年5月にスリランカのコロンボで開催されたCITES CoP18にて
提案書の中味で気になる種のみピックアップしてみました。
爬虫類関係では、サイテス2類→1類
学名 和名 提案国
Crocodylus acutus アメリカワニ Mexico
Cuora bourreti モエギハコガメ Viet Nam
Cuora bourreti ラオスモエギハコガメ
Cuora picturata カンボジアモエギハコガメ
Geochelone elegans インドホシガメ Bangladesh, India, Senegal, Sri Lanka
alacochersus tornieri パンケーキガメ
Mauremys annamensis アンナンガメ
ワニは別格として、モエギハコガメとインドホシガメ、パンケーキガメ、アンナンガメがサイテス1類へと提案されています。注目は、モエギハコガメはベトナムが提案国になっている事、インドホシガメは生息国の複数が提案している事。(決定ではありません、現時点は提案されたという事です)
行って欲しくない事は、転売目的での購入です。確かにサイテスへの昇格の噂が出れば、1類昇格後特別な事情がない限りは入荷されなくなるので、欲しい人はその前に購入したいとの気持ちはわかりますが、限られた数に人が殺到すれば価格が上がります。そんな事を考えて転売目的で購入はしてほしくないです。真剣に考え、将来的に繁殖・国内流通させる事を考えている人もいると思います。そういう方々に残った生体が行きわたって欲しいと思います。
合わせて考えて欲しいのは、国内の動物愛護法の改訂があり、「サイテス1類」の販売については、マイクロチップが必須になるかもしれません。もし、マイクロチップを埋め込まないと販売できませんと決まったら・・・。哺乳類に比べて小型の爬虫類に対してはかなりの負担、それが基に死亡なんてことに繋がるかもしれません。※こちらも決定ではないようです。
サイテスの内容と動物愛護法について、関心を持ちどのようになるのか、1人でも多くの人が興味を持って欲しいと思います。
詳細は → https://cites.org/eng/cop/18/prop/index.php