繁殖期 交尾から抱卵 | カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

カメカメ日記(DBT:オルナータ、カロリナ、テキサス、クラウン)

亀を飼育しだして22年経過しました。飼育している記録を日記として綴っていきます。
※ブログの画像は転載禁止



4月から6月ぐらいは北半球に生息する生き物達の繁殖期です。


性成熟した飼育環境に適応した個体がいるなら、交尾・抱卵・産卵が期待できます。


性成熟とは? 亀で説明すると、メスならその種の最大甲長の80%ぐらいで生後4年から5年経過し冬眠(クーリング)を経験してること。オスはメスほど甲長にはこだわりませんが、尻尾の付け根が太く生殖器が発達していて冬眠(クーリング)を経験してること。
(種類によっては性成熟まで10年かかるものもいます)


そして難しいのが、「飼育環境に適応しているかどうか」です。


健康で元気に飼育できてるのが最低条件であり、その上で季節による変化を認識できる形で複数年続けているか。


「季節による変化」は、代表的なのは冬眠(クーリング):低温刺激、夏の暑さ:高温刺激、水質や水深の変化などです。


去年上手く行かなかったから今年はこれを変えよう、あれも工夫してみよう、などと飼育環境を急変させるのはあまりお勧めではありません。(それで上手く行くこともありますが)


前にヒメニオイガメを室内飼育で繁殖させていましたが、ある時室外飼育にしたらその年は産卵しませんでした、翌年からは交尾産卵繁殖しました。


繁殖には、健康に飼育できる環境と、季節を理解させる要因(冬眠やクーリング、水質や水深など)が必要なようですね。(種類によっても要因は変わります)