カメ目線? 何?って感じですが、カメがどんなことを思っているのか考えてみました。
いやいや、何も考えてないでしょう、本能と条件反射だけでしょう?と言われそうですが…。
その1は、捕獲。(ショップに並ぶ多くは捕獲された個体です)
厳しい自然の中では餌になるものが減る時期があります、乾季や冬季です。
そんなときは、カメ達は冬眠や夏眠をして、その時間をやり過ごします。
「だいぶ気温や水温が下がって動き辛いし、食べ物も減ってきたな…」
「少し前に食い溜めできてるし、少し寝るかな、暖かくなるまでは、ジットしてよう。」
「いつもの寝床に移動して暖かくなるまで辛抱だな」
「あれ?、先に来てる奴がいやがる、ここは天敵からもならわれない場所だからな」
「ま、寝るだけだから縄張りも関係ないかな。 暖かくなるまで…(-.-)zzZ」
なんて感じで冬眠に入っていくのでしょうね。
現地のハンターは、カメ達がどんな場所にいつ頃集まるか知っています、彼らも生活がかかっていますから、効率良く捕獲するにはどうしたら良いか学んでいます。
冬眠に入る時期を狙ってその場から捕獲します。
「?!…?何? 何がどうした? 気持ち良く寝てたのにいきなりすくいあげられた?」
「なんだ? なにが起きた?」
いきなりすくいあげられ戸惑っているうちに、箱や袋に入れられます。
「?ここはどこ? なにか起きた?」
焦っても捕獲されてしまえばどうにもなりません。 そうこうするうち暗い袋に入れられ車に揺られて運ばれます。
「げ、急に明るくなったと思ったら、落とされた! いて~、なんだ?」
「あれ? 隣で寝てた奴がいるし、なんで狭いところに沢山押し込むんだ?」
「痛! こら!! 俺の顔踏むな!」
「みんなビックリして動き回って居るけど、まだ寒いし眠い! 少しジットしてるか…」
「あら? なんかでかい生き物に掴まれた! なにすんだい、俺をどうするつもりだ?」
「あれ? また違う箱に入れられた?」
「なんかまた移動してやがるな……、一体どうなってるんだ?」
「今回は随分長いな、いつまでだ?」
「お、箱が開いて明るくなった?」
「げ、またつかみあげられた。 なんかでかい生き物に捕まれてる、そんなにジロジロみるな!?」
「え? どこに持っていくんだ! やめろこら」
「何! 暖かい水場に落とされた……、あら?ここ暖かいな、狭いけどさっきよりはいいな……。」
「隣にも同じ奴がいるな、反対側は知らんなんだこいつ?見たことない奴だな」
「なんか、周りを見る知らない奴が結構いるな、なんでだ? わからん」
なんて感じで捕獲されてからショップに並ぶのでしょうね。
簡単に書きましたが、自然から捕獲されたカメは、遠い道のりを経て、日本のショップに並びます。
少し考えると、相当なストレスを感じているのでしょうね。
単にショップ並ぶカメが届くまでを考えると、いろんな想像ができます。
入荷直後はそんなことも考えてケアしてあげたいものですね。