国鉄【489系特急 白山】~車掌さんに聞いてみた~ | 昭和の鉄道写真&平成からの再出撃
■489系 特急「白山」 上野~金沢        昭和50年 上野駅8番線
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8番線に「白山」が到着してきました。珍しく下り方先頭車を撮ってます。


下り方(上野発下り列車)の先頭車は489系0番台。


タイフォンがスカートに付いているタイプはクハ489-1と2号車。


ボンネットに付いているタイプはクハ489-3~5号車。



この時、車掌さんに「ライトを着けて欲しいんですけど・・・」と頼むと・・・


■ライトオンライト しかも、尾灯オフ消灯

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現在はライトオン走行が当たり前ですが、

                 当時は夜間かトンネル内のみのライトオン。


親切な車掌さんの後ろ姿も写ってます。


更に、この車掌さんに、「ボンネットの中には何が入ってるんですか?」

                                と聞いてみました。


「音のうるさい機械をここに入れて、客室を静かにしている」と

                               教えてもらいました。


そして、それっきりボンネット型について自習していなかったので、

                                ちょこっとお勉強メモ



■写真は181系 特急「とき」のボンネット。

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本格的「電車特急」の製造にあたり、


高速運転の視界を良好にする為、


そしてスピード感のある流線型を実現する為、

                        ボンネット型のデザインとなる。


低圧電源を供給する「電動発電機(MG)」、


ブレーキ・ドア開閉を作動させる圧搾空気を作る「空気圧縮機(CP)」を


ボンネット内に設置して、静かな客室を作り出す。




1960年代から製造されてきたボンネット型も


その派生型である1970年代製造の489系では、


MGが小型・大容量化され、

             ボンネット内から床下に取り付けられるようになる。


後にCPも小型化され、ボンネットの必要性がなくなる。


そして、485系200番台や183系の登場へつながる。




ボンネット型はもう現れないんでしょうか・・・。




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           ちょこっとだけ、「ボンネットしてる」かな(笑)