職業柄?医療関係の人がまわりに多いんですが、さいきんやけに歯科医師さんと話す機会が多いです。


歯科医院の数がコンビニより多い、
というのは有名な話ですが、
過当競争のおかげかどうか、
さいきんの若い歯科医師はすごく勉強熱心です。


歯科だけでなく、医科や精神科に詳しい先生も少なくない気がします。


そんなドクターたちとはなしていて、
「おおっ」
と思ったのは、
口腔内セネストパチー、というコトバ。


これは、歯や口の中にはなんの病変も異常もないというのに、
患者さんには、「口の中の異物感
」が感じられるという現象。


この違和感は、
「気のせいかな?」
という程度ではなく、本人にはしっかり感じられるんだそう。
でも、どこも悪くないので、歯科医師患者ともに困り果ててしまうのだとか。

この、セネストパチー、統合失調症やうつ病の患者にしばしば起こるらしく、理由として、脳内物質との関連が疑われているそうです。


きっと、このセネストパチーという症状が見つかる前は、脳内物質の異常にも関わらず、削らなくてもいい歯を削ったり、時には抜いたりしてたのではないかな、、と思います。



こういった症状があるってことを歯科医師さんたちにはもっと知って欲しいなあ、、と思います。







歯の健康って意識していますか?


「虫歯なんかしたことないよ~」
という方もいれば、

「もう、ぼろぼろ、、」
という方もいると思います。


特に、症状が強いときや、
入院しているようなときは、
しっかり毎日歯をみがくというのはかなりのハードル、、。

また、症状は安定していても、甘い飲み物が好きだったりすると、
歯のケアはかなり大変になります。


そうでなくても、セレネースとかジアゼパム系は、
唾液が少なくなるので、虫歯の進行の元に。


わたしも最近知りましたが、
歯って相互に支え合っているような環境なので、
一本だめになると、連鎖的に倒れて行ってしまうんです。

年齢がいっても自分の歯で噛める人は、そうでない人に比べて、
健康寿命が長いと言われてますから、
いまから気をつけたいものです。


姉はわりかし歯磨きにこだわりがあるようで、結構しっかり磨いてます。


ちなみに、治療を途中でやめてしまって通わなくなるのは、一気に悪化するらしいですよー。

心当たりのある人は、
たまには歯医者にGo!ですよ。


柄にもなく? 日本経済新聞を見ていたらこんな記事が。


統合失調症、脳の海馬異常が引き金 理研



記事によれば、

統合失調症の症状を引き起こす原因が、

脳の海馬というところにあるのではないのかということ。



また、その症状として、


「記憶を整理する仕組みがうまく働かず、

「計画が立てられない」といった病的な症状が表れるという。」


とあります。

これって、「高次機能障害」のことですよね。



高次機能障害とは、

割と最近言われ始めた症状で、「記憶の障害」や「物事への注意障害」、

「社会行動の障害」などのこと。



これまでは、

こういった症状は陰性症状の一部だと思われていたのですが、

そうではなく、独立した症状ではないかということですね。



とくに記憶の衰えを感じている人は少なくないようです。


この研究は、かの有名な学会誌「ニューロン」に乗るのだとか!

久しぶりの快挙ですね。



この病気が科学的に解明されつつあります。

嬉しいニュースでした。