最近暑いからなのでしょうか、姉があまり眠れないみたいです。


姉の睡眠はとても特徴的です。


発症してから、眠りは浅くなったと言っていますが、


急性期以後は、それこそ死んだように、一日20時間とか眠っていましたし、


いまでも、10時間通して寝たりしています。


それでも、基本的には眠りの浅い姉。


最近は朝まで起きていることも多いみたいです。


睡眠と症状の関係がなんとなくわかりかけてきた私達家族は、


不眠が続くと、症状が悪化するような気がしています。


だから、安眠が取れるといいのですが、これがなかなか難しい。


有機栽培のカモミールを上げたりしたんですが、


もちろんそんなのじゃ効くわけもなく・・・


(でも、飲むと気分はいいみたいです。ハーブティは意外とオススメです)


時間がある日は、寄ってマッサージをしたりしてるんですが、


それすら受け付けてくれない日も多く。


確かに、こう暑いと寝苦しくなりますよね。


この前買った薄手のタオルケットを導入したりしてますが、効き目はあるのかな。


かといって、


眠剤を飲み過ぎると、今度は翌朝起きれなくて、ぼーっとしてしまい、


あっという間に生活リズムが崩れちゃうので、


安易に飲み過ぎたくないところ。。。


姉自身も、眠れてないということでなんだかそわそわ・・。


一晩くらいなら起きててもいいんだけど、二晩つづくと、


それは身体もつかれてしまうでしょうし、症状が出やすくなるに決まってます。


うーん、なにかいい方法ないかなあ・・。


セントジョーンズとかはどうなんだろう。これも眠剤なのかな?






寝ている間の歯ぎしりを、「ブラキシズム」というそうなのですが、


これはとっても歯に負担となるそうです。


歯医者さんに聞いたところ、


「一晩の歯ぎしりは、一生分の食事の負担を上回る」


だそうで。


歯ぎしりは、虫歯と歯周病に続いて、歯を失う原因の一つなんだそうです。


私自身も歯ぎしりしているため、夜間マウスピースをしています。


ちなみに、兄も姉も歯ぎしりをしています。


兄は昔っから歯ぎしりしてましたが、いまのところ歯は大丈夫みたい。


姉は、夜間はともかく日中も、歯を食いしばっている時があります。


エラというのでしょうか、頬の筋肉の部分がぐっと膨らんでいるのです。


そんな時は、「あれ、噛んでるよ~」と言うのですが、


しばらくするとまた元通りになっていることがあります。


あまりうるさく言ってストレスになるといけないので程々にしますが、


奥歯を噛み締める癖があって甘いモノをよく食べたりすると


歯を駄目にしやすいそうなので、


気をつけてほしいなあ、と思う今日このごろです。


皆さんも、噛み締めには注意して下さいね。




姉が、発病の前と後とで変化したことはたくさんあるのですが、


そのうちの一つに、「そっけなさ」があります。


発病前は、よく笑う反応のいいひとだったんですが、


発病してからは、なんというか・・・反応がうすくなりました。


話しかけても返事がなかったりしたので、最初は、「私を嫌ってるんだろうか」


なんて思ったものでした。


でもよく見ているとそうではないんですよね。


明らかに、意欲や欲求が薄くなっているんだと思います。


「人間らしくない」というか。よく言えば、生臭くないというか、


透き通った感じというか。


考えてみると、「人間臭さ」というのは、自分の我や欲求、こだわりを


うるさいくらいに打ち出す人のことかもしれません。


そこへ行くと姉は、まるで風に吹き飛ばされそうな軽さというか、


儚さのようなものがあります。


なんだか、そっけなく、よそよそしく感じることが多々あります。


発病前には、あんなに・・・・・


まるで違う人みたい。


見た目は同じ人なのに、中身が入れ替わったのじゃないかと


思う時があります。


もうあの姉には会えないのでしょうか。





さびしいです。