5月の話しだけど、先日ブログで報告したラリーヨコハマのゴールの後のこと。

ちっちと3位の表彰を受けて大喜びをし、そのままいそいで第三京浜を飛ばして家に帰った。

地元、奥沢駅前音楽祭に出演するため。

このとってもローカルな音楽祭は毎年この時期に2日間開催され、朝から夕方までいろいろな出演者が出る。みんな地元の住人やグループばかり。

多方面にアピールするでもなく、よその人たちに「奥沢」という町を知ってもらおうという趣旨でもなく、単に地元民による地元民のための催し。本当にローカルなもの。運営しているのが小学校のときの同級生だったり、近所の顔見知りばかり。

で、僕は毎年ボランティア出演している。

というか、とても楽しませてもらっている。




何年も前からちっち(息子)は予定外に飛び入りをして僕の演奏に合わせて即興で踊ってくれたりしている。

最近では僕が趣味で組んでいるロックバンドで出場させてもらっている。




このバンドは基本的には70年代のブリティッシュやアメリカンロックばかりをやるのだけれど、奥沢音楽祭ではその場に居合わせる住民がお客さんだから子どもも多いしご老人も多い。

だからこのときだけはレパートリーを変えて臨む。

ちっちが幼稚園のときのママ友をボーカルとして、日本の歌謡曲ロックなどをやる。



アンルイスや中森明菜、忌野清志郎とか。

これはこれでとても楽しいのだ。



で、そのあとは東儀秀樹ソロコンサートで僕の雅楽の楽器のオリジナルコンサートになる。このときは母と姉も参加!


母と姉とともに

だから実にユニークなステージになるのだ。

横浜からラリーに参戦したクラシックカー(AC ACE)のまま第三京浜を飛ばして戻り、ギターなどを準備してギリギリ奥沢に向かうとバンドメンバーがやきもきして待ち構えていた。

とりあえず間に合ってほっとする。

今回はちっちも参加してT-REX の20th Century Boy や
忌野清志郎のデイドリームビリーバーを一緒に歌ってくれた。




親子でバンドをやるのはとても楽しい。

ちなみに今回のバンドのナンバーは

20th Century Boy
六本木心中
ああ、無情
Let It Go(ありのままで)
デイドリームビリーバー
DESIRE
上を向いて歩こう

そしてそのあとはソロステージで

JUPITER (母と姉と)
仰げば尊し(母と姉と)
ハナミズキ
好きにならずにいられない

など


ちっちはものごころ着いたときから僕のステージを観たりしているから舞台にたつことの楽しさを知っているみたいで、多くのお客さんに観られているからといって緊張もしないようだ。それどころか大いに楽しんでいる。

たぶんいつも僕が緊張もせずにだたひたすら舞台をワクワク楽しんでいるのを観ているからだろう。

幼稚園のときは僕がステージでお客さんに雅楽の楽器を説明しようとするといきなり近寄って来て「ちっちが説明する」と言って、

「これはショウというガッキで、オトは天からふりそそぐ光りをあらわしていて、形はホウオウが羽をとじているかたちです。」などと教えてもいなかったことをすらすら説明したのだ。


幼稚園の年少さんのころ


幼稚園の頃







特にここの奥沢音楽祭は住民のローカルのもので、自由な感じなので僕もちっちのひらめきを優先してみるのだ。いきなりの本番の中でどんなふうにちっちらしさを発揮するのかも観てみたいと思うから。


勝手にアドリブで踊り出す





お客さん(?)へのサービスもしっかり(幼稚園の頃)




これは去年(小学3年生の時)


去年はちっちがペイントしてくれたギターを使った!







でもこういう「恥ずかしさを感じない感覚」は大きくなるに連れて薄らいで行って、もう小学4年生にもなるともうステージに出て来てくれなくなるかなあ、なんて思っていたのだけど、

さすがちっち!


今回も出てくれたし、また即興で踊ってもくれたよ。
 ! 嬉しい !!!








年に一度の「奥沢駅前音楽祭」

うまい人もそうでない人も、アマチュアでもプロでも、民謡でもロックでもダンスでもマジックでも、 地元を愛する人なら誰でも権利がある。

家族、友達、親戚、みんながワクワクドキドキハラハラ、ニコニコ!

年に一度の学芸会だ!

こんな催しがあるなんて素敵でしょ?


実行委員会の皆様、本当にご苦労様!
愛を感じるよ。ありがとう!




また来年が楽しみ!



TOGI