スイス最終日
ゲイナーの取材で最終日はとっても楽しみにしていた時計とクラシックカーのこと!
時計の聖地、ジュウ渓谷に向かった。
ここは世界に名高い名門スイス時計ブランドの工房が集まっている。
とても繊細な高度な作業を集中して行うので、静かで穏やかでいい空気という環境が望まれてこの場所が適しているということなのだ。
確かにここは静か。そして娯楽っぽいものがひとつも目に入らない。
なるほど。
車で走っていると「Breguet」(ブレゲ)、「Blancpain」(ブランパン)、「Jaeger-Lecoultre」(ジャガールクルト)などの表札が目に入って来てドキドキする。
ショップでないから観光客などもいなくて本当に静かで穏やかな街、というか村か。
我々は「Audemars Piguet」(オーディマピゲ)の工房を尋ねるのだけど、
その前に時計博物館に。
案内してくれた主任はとても気さくで、ジョーク好きで、ひっきりなしにおしゃべりをする人だった。とてもスイス人には思えない。
そう、この旅で感じたのだけど、スイス人はとても静かで優しく、謙虚なイメージ。日本人にはとても会う感じ。
だけれどこの主任はイタリア人か?しかもナポリの人か?と疑ってしまうくらいの、なかなか有り得ないタイプの人だった。しかもこのジュウ渓谷にそんなタイプの人がいるなんて!驚き!
笑ってしまう。ゆっくり展示品を自分のペースで観るのが難しいくらい。(笑)
でもとても人が良さそう。
でも時計の歴史に名高い魅力的な時計や、シンギングバード(鳥が羽ばたいてさえずるからくり)なども展示されていて、興味深かった。
さてさて、そのあとはオーディマピゲの工房に!
歴代の有名な時計たちが展示されているのを観るのはとても楽しかったけれど、
なんといってもそこでこつこつと仕事をしている職人たちに会えたことが感動!
機械式時計の中でももっとも精密で複雑な機構であるトゥールビヨンを、すべて手作業で生み出している現場!
究極の薄さの機械式時計を作るための歯車などを、やはり手作業で作っている現場もここ!
その歯車のひとつを見せてもらったけど、ホコリにしか見えない。
右の歯車だけでなく、指のすぐ隣の黒い点も実は奥の設計図の形になっている。
でもルーペで観るとしっかり計算された段差やギアが削りだされている。
とても人の技とは思えない! 感動だ!
そしてなんと、僕はその機械式時計の一部分の組み上げを体験させてもらった。
以前家で興味本位で機械式腕時計を分解して組み直したり、ハト時計を直したりしたことはあるのだけれど、そんなのと今回はわけがちがう!
何しろここは、かの、オーディマピゲの工房なのだから!
職人の一人がわざわざ自分の白衣を脱いで僕に着させてくれた。
「この方が雰囲気がでるだろう!」って。
楽しい!!!
それから、小さな歯車を作る行程もやらせてもらった。
そしてさらによく文字盤や機械の装飾として仕上げられるギョーシェ模様というのがあるのだけど、その模様の付け方まで体験させてもらえた。
周りの装飾とイニシャル T を作ってみた。
とっても素晴らしい体験!
でもなにが素晴らしいかって、そこで仕事をしている職人の雰囲気が素晴らしかった。
みんな優しく楽しそうだった。
いわゆる職人気質のような取っ付きにくい感じの人はひとりもいない。
みんなニコニコ!
作業中に近づいても、もっとそばで観てみるか?とルーペを手渡してくれたり。
最高な人たちだった。
こんな人たちと出会ってしまったら、いつかはオーディマピゲ買わなくっちゃ!
なんて思うよ!
そしてその笑顔には誇りと自信に裏打ちされたものと、根っからの優しいスイス人らしさ、のようなものをかいま見た気がする。
とても有意義な時間だった。
さて、それからクラシックカー博物館となっているお城へ。
でもあいにくそのお城は修復している途中で、大半のクルマが引っ越していていま観ることの出来るものは三分の一程度。
で、現場に残っていたのはクルマ時代の本当の初期の展示だけが残されていた。
1900年前後のもの。
実は僕の一番の目当てのクルマの時代はそれより後の方で1930年代から1960年代の間くらい。
だからちょっぴり残念だったけど、クルマ開発時代の現車が観られるなんてこともめったにない。
その1台1台からは当時の人の夢が感じられた。
僕の大好きな映画「チキチキバンバン」に出てくるようなタイプのルノーなどにお目にかかれたのはすごいことだと思う。
このスイスの旅の様子は12月発売予定の雑誌「ゲイナー」をぜひご覧ください!
スイス最後の夜は宿泊したオーベルジュ系ホテルでサーモンと鹿肉の料理。
とっても美味しかった。
そんなこんなで、スイスの旅は終わる。
とても楽しく意義ある旅だった。
僕はいままでスイスにはそんなに興味を持っていたわけではなかった。
でも今回初めてスイスを旅して、とても好きになった。
食べ物がどこに行っても美味しかったし、街もステキだった。
どの街も歴史的な部分をしっかり残しつつ、現代的な機能を発揮できるシステムが構築されている。つまりバランス感覚がいいのだろう。
そして「人」。 どんなにステキな所でも人が合わないと好きになれない。スイス人はとてもいい感じ。優しい。むやみに入り込んでこない。
それがこの国の個性を作っているのだろう。
一緒に行った仲間が良かったからまた旅もいい想い出ばかりになる。
コンサートのプロデューサーもとても頑張ってくれたから大成功したし。
そして今回案内してくれて現場でいろいろ教えてくれた担当スタッフ(日本人)が素晴らしかった。
本当に僕は恵まれている、とあらためて感謝の気持ちがわき上がる。
関わった皆さん、本当にありがとう。
スイス、また行きたい!!
旅の合間にチーズ屋さんを見つけてお土産のチーズを買う。
お疲れさまでした。ありがとう!
最後にスタッフのオススメで空港で買ったルクセンブルギエのマカロン。
これ、 、 、 最高に美味しい!!! びっくり!
(某フランスの有名なものよりもずっと繊細な味!!!)
もっとたくさん買ってくればよかった。。。。
また行かなきゃね!
ゲイナーの取材で最終日はとっても楽しみにしていた時計とクラシックカーのこと!
時計の聖地、ジュウ渓谷に向かった。
ここは世界に名高い名門スイス時計ブランドの工房が集まっている。
とても繊細な高度な作業を集中して行うので、静かで穏やかでいい空気という環境が望まれてこの場所が適しているということなのだ。
確かにここは静か。そして娯楽っぽいものがひとつも目に入らない。
なるほど。
車で走っていると「Breguet」(ブレゲ)、「Blancpain」(ブランパン)、「Jaeger-Lecoultre」(ジャガールクルト)などの表札が目に入って来てドキドキする。
ショップでないから観光客などもいなくて本当に静かで穏やかな街、というか村か。
我々は「Audemars Piguet」(オーディマピゲ)の工房を尋ねるのだけど、
その前に時計博物館に。
案内してくれた主任はとても気さくで、ジョーク好きで、ひっきりなしにおしゃべりをする人だった。とてもスイス人には思えない。
そう、この旅で感じたのだけど、スイス人はとても静かで優しく、謙虚なイメージ。日本人にはとても会う感じ。
だけれどこの主任はイタリア人か?しかもナポリの人か?と疑ってしまうくらいの、なかなか有り得ないタイプの人だった。しかもこのジュウ渓谷にそんなタイプの人がいるなんて!驚き!
笑ってしまう。ゆっくり展示品を自分のペースで観るのが難しいくらい。(笑)
でもとても人が良さそう。
でも時計の歴史に名高い魅力的な時計や、シンギングバード(鳥が羽ばたいてさえずるからくり)なども展示されていて、興味深かった。
さてさて、そのあとはオーディマピゲの工房に!
歴代の有名な時計たちが展示されているのを観るのはとても楽しかったけれど、
なんといってもそこでこつこつと仕事をしている職人たちに会えたことが感動!
機械式時計の中でももっとも精密で複雑な機構であるトゥールビヨンを、すべて手作業で生み出している現場!
究極の薄さの機械式時計を作るための歯車などを、やはり手作業で作っている現場もここ!
その歯車のひとつを見せてもらったけど、ホコリにしか見えない。
右の歯車だけでなく、指のすぐ隣の黒い点も実は奥の設計図の形になっている。
でもルーペで観るとしっかり計算された段差やギアが削りだされている。
とても人の技とは思えない! 感動だ!
そしてなんと、僕はその機械式時計の一部分の組み上げを体験させてもらった。
以前家で興味本位で機械式腕時計を分解して組み直したり、ハト時計を直したりしたことはあるのだけれど、そんなのと今回はわけがちがう!
何しろここは、かの、オーディマピゲの工房なのだから!
職人の一人がわざわざ自分の白衣を脱いで僕に着させてくれた。
「この方が雰囲気がでるだろう!」って。
楽しい!!!
それから、小さな歯車を作る行程もやらせてもらった。
そしてさらによく文字盤や機械の装飾として仕上げられるギョーシェ模様というのがあるのだけど、その模様の付け方まで体験させてもらえた。
周りの装飾とイニシャル T を作ってみた。
とっても素晴らしい体験!
でもなにが素晴らしいかって、そこで仕事をしている職人の雰囲気が素晴らしかった。
みんな優しく楽しそうだった。
いわゆる職人気質のような取っ付きにくい感じの人はひとりもいない。
みんなニコニコ!
作業中に近づいても、もっとそばで観てみるか?とルーペを手渡してくれたり。
最高な人たちだった。
こんな人たちと出会ってしまったら、いつかはオーディマピゲ買わなくっちゃ!
なんて思うよ!
そしてその笑顔には誇りと自信に裏打ちされたものと、根っからの優しいスイス人らしさ、のようなものをかいま見た気がする。
とても有意義な時間だった。
さて、それからクラシックカー博物館となっているお城へ。
でもあいにくそのお城は修復している途中で、大半のクルマが引っ越していていま観ることの出来るものは三分の一程度。
で、現場に残っていたのはクルマ時代の本当の初期の展示だけが残されていた。
1900年前後のもの。
実は僕の一番の目当てのクルマの時代はそれより後の方で1930年代から1960年代の間くらい。
だからちょっぴり残念だったけど、クルマ開発時代の現車が観られるなんてこともめったにない。
その1台1台からは当時の人の夢が感じられた。
僕の大好きな映画「チキチキバンバン」に出てくるようなタイプのルノーなどにお目にかかれたのはすごいことだと思う。
このスイスの旅の様子は12月発売予定の雑誌「ゲイナー」をぜひご覧ください!
スイス最後の夜は宿泊したオーベルジュ系ホテルでサーモンと鹿肉の料理。
とっても美味しかった。
そんなこんなで、スイスの旅は終わる。
とても楽しく意義ある旅だった。
僕はいままでスイスにはそんなに興味を持っていたわけではなかった。
でも今回初めてスイスを旅して、とても好きになった。
食べ物がどこに行っても美味しかったし、街もステキだった。
どの街も歴史的な部分をしっかり残しつつ、現代的な機能を発揮できるシステムが構築されている。つまりバランス感覚がいいのだろう。
そして「人」。 どんなにステキな所でも人が合わないと好きになれない。スイス人はとてもいい感じ。優しい。むやみに入り込んでこない。
それがこの国の個性を作っているのだろう。
一緒に行った仲間が良かったからまた旅もいい想い出ばかりになる。
コンサートのプロデューサーもとても頑張ってくれたから大成功したし。
そして今回案内してくれて現場でいろいろ教えてくれた担当スタッフ(日本人)が素晴らしかった。
本当に僕は恵まれている、とあらためて感謝の気持ちがわき上がる。
関わった皆さん、本当にありがとう。
スイス、また行きたい!!
旅の合間にチーズ屋さんを見つけてお土産のチーズを買う。
お疲れさまでした。ありがとう!
最後にスタッフのオススメで空港で買ったルクセンブルギエのマカロン。
これ、 、 、 最高に美味しい!!! びっくり!
(某フランスの有名なものよりもずっと繊細な味!!!)
もっとたくさん買ってくればよかった。。。。
また行かなきゃね!