書き初め

ちっち(小学1年生の息子)は3学期!


そういえば小学校1年生の宿題として「書き初め」というのがあった。

ほう、それはいい宿題だな、と思ったのだけど、

なんと鉛筆で、ある決まったお手本と同じ短文を書く、というものだった。


え? これを「書き初め」と称するの?

ととても疑問。

どんなに小さい子どもでも、出来る出来ないにかかわらず、本当がなにかを知ってもらうのが重要!

書き初めは、年が明けて二日に毛筆で書をかく行事!

行事は行事として知っておいてもらいたいから、僕は大声で言う

「こんなの書き初めじゃあないよ。えんぴつで書くなんて書き初めじゃあない!しかも決まったものをかくなんて!」と。

でも学校のすることなのでとりあえずそれはそれでやってもらうにしても、

本当の書き初めはウチでしっかりやることにした。

しかも墨汁などではなく、硯でしっかり墨を擦る。

これが墨というもの、これが硯というもの、も知らなければね。

じっくり時間をかけて擦らせる。

しばらくは「もういい?」「まだまだ!」の繰り返し。


で、なにを書く? ときくと、

「春の海」って書く、と。

なんで? 書き初めの定番のようなものをいつどこで知ったの?

それともそれこそいつものちっちの勘?

ま、いいやなんでも。


ということで教えてみたよ。

かきぞめ1


筆だからこそ、「はらう」とか「はねる」とか、鉛筆で書くときにも教わったニュアンスが実感できるというものだ。

やってみればけっこうやれるものだし。

本人もけっこうおもしろがる。

かきぞめ2


もったいないよ。鉛筆での書き初めなんか。

出来映えじゃなく、試して知ることが重要なんだから。

せめて正月の行事のときなんだからね。

楽しいから僕も書いた。

書き初め


TOGI