ラリーニッポンin 台湾 最終日(4日目)

ホテルを出て大型フェリーで移動するために港へ。

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今回のラリーニッポン台湾ではアストンマーチン社が協力してくれて、オフィシャルサポートカーになんと最新のアストンマーチンが用意された。

カッコイイ!! 

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台湾を走っていて気がつくのだけど、途中の道路工事をしている人も、

車で移動している仕事の人もタクシードライバーも、

おまわりさんも、みんな、我々ラリーカーが通り過ぎるのをにこやかに手を振って歓迎してくれるのだ。

日本だったら場所によっては「何だと思っているんだ、いい気なもんだ、こちとら仕事で道路を使っているというのに!」と、言わんばかりの煙たい顔を向ける人もいるのに。

本当におおらかで優しい国民性を感じる。

船を待つ間にも何時間もそこにギャラリーがたくさん集まって見物している。

ただただ見て楽しんでいる。

あまりに行儀よくたたずんでいるから僕は近づいて子どもたちとコミュニケーションをとったりして過ごした。

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大人たちもみんな口を揃えて「WELCOME TO TAIWAN !」と叫んでくれる。

さらに「アリガトウ」とも叫んでくれる。嬉しいじゃないか!

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フェリーはとても大きく豪華なものだった。ゆったりとした椅子だったから少し昼寝ができて助かった。

こんなクラシックカーが60台もこのフェリーに積み込まれるのも初めてのことだろう。乗務員や誘導係たちもなんだかわくわくして写真を撮って楽しんでいた。

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フェリーの車庫


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出発前にはこんな演奏も



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フェリーを降りてからはひたすら台北に向かって走り続ける。

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でもスゴい渋滞でやきもきした。

フェアウェルパーティには政府観光局の局長がみえるし、そこで国歌の演奏をすることになったから絶対に遅れるわけにはいかない。

でももう2時間は遅れるようすだった。

途中道がひらけてからはビュンビュンとばして何台も追い抜いて向かった。

台北の街に入って信号で止まって地図を確認していると、どこからともなく白バイが現れて、途中まで先導してくれたりもした。本当に日本ではありえないし、普通のラリーでもありえない協力体勢だ。

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更に走っていると、なんだか沿道のひとたちの声援の様子がどんどん濃くなってくる。ひとのかたまりが大きくなってくる。

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ゴールに近づく


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すごい沿道の歓迎ぶり

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しかもみんな大声で声援を送ってくれる!それに沿っては知っているといつの間にかゴールの「自由広場」にたどり着いた。

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ついにゴール!!!

そこは信じられないほどのギャラリーが集まっていた。

スゴいことになっていた!信じられない。

台湾にとって初めてのイベントで、道路を混乱させてはいけないということで市民には特に告知しないでいたのにもかかわらず。

でもこの三日間の様子は台湾のテレビや新聞のニュースでとても好意的に取り上げられネットでそのルートなどを知った市民たちが自然発生で集まって来たのだった。本当に凄いムーブメントとなった。素晴らしい。

首謀者側でもある僕は、ラリーニッポンの初の海外進出でこんなにも素晴らしいゴールを切ることができたということで、涙がにじんだ。

以前、本場イタリアのミッレミリアでゴールしたときもそうとう感動したけれど、それとはまた違う意味での感動だ。

このプロジェクト、大成功だ!

台湾、本当にありがとう!


ゴールで集まってくれた人たちにもっともっと接して感謝の気持ちを表したかったけど、興奮したままホテルに急いで走り続ける。


台湾一周、全走行距離は984キロ。

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とても楽しかった、想い出深い千キロだ。

パーティは遅れて始まったけれどしっかり全員無事参加できた。

両国の国歌で始まった、フォーマルパーティ。

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氷でできたクルマ


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母と姉を囲んで


途中、スクリーンにはこの4日間の走行シーンの映像も楽しめた。

表彰式もあったけど、残念ながらやはり僕らは今回は入賞できなかった。

11位だった。(60台中)

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悔しい。また次のチャレンジだ。

ちなみに母チームは44位。これは大健闘だったと思う。立派!

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そしてパーティの最後には僕は演奏をプレゼントした。

母、姉の3人で「New ASIA」、それから「I am With You」を演奏した。




今回の台湾ラリー、どこを走っても嫌なことが一つもなかった。どこへ行ってもみんなニコニコ迎えてくれた。

子どもたちはキャーキャー。大人たちもにこにこ。


東日本大震災に巨額の義援金を贈ってくれたことに対する感謝のラリーで
「謝謝台湾」を掲げてきたけれど、さらにさらに「謝謝台湾」だ。


このプロジェクトが成功したのは台湾人の国民性も大きく影響している感じがする。


でも台湾の人たちも言ってくれる。

支援したことに対してこんなにわかりやすい意思表示で感謝の気持ちを表現してもらえたことに逆に感動したと。

だから沿道の人の口から「アリガトウ」が聞こえるのだ。

これこそ、おもんぱかり合いが生む絆なのだ。


震災の当時、日本の政権は感謝の気持ちをしっかり表せていないままだったと日本では言われてきた。

なんとかしたい。というのが我がラリーニッポンだったのだ。その交渉がはじまったのが2年前。台湾側も日本側もそんなことがうまくできるのか?と、疑心暗鬼だった部分もあるけれど、やはりラリーニッポン、つまり小林雄介代表の熱意はしっかり伝わったから国も動いたのだ。

政府観光局の要人は挨拶で、「このプロジェクトはミッション・インポシブルのようなものだったが遂行する意義と甲斐があった。小林雄介を讃える。ラリーニッポンを讃える。」と讃辞を述べてくれた。

また小林代表を台日有効大使にノミネートする、とまで言ってくれた。嬉しい。

僕らは政治家にはできないかたちで親善の役目を大いにはたしている、その証を見た。

台湾人のおおらかな優しさをたっぷり感じたのだけど、

ちょっと前までは日本もそうだったはずだ。
でもいつのまにか日本では殺伐とした空気が濃くなってしまっている。
西欧のマニュアルのようなものに沿った価値観が優先されてしまっている。
なにかが違う方向に動いてしまっている感じがしていた。そうではいけないんだ、ということを今回台湾の市民から教わった。とても価値ある体験だった。

このラリーニッポン in 台湾

これが台日友好の大きな歯車のひとつになったことを実感した。
とても意義が多い。また次が楽しみだ。

台湾大大大好きだ!!!

また来るぞ! 台湾! 

謝謝 台湾 !


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母、82歳のドライバー(最年長参加者)


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イスラム??? 母と姉チームも無事完走!

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僕の時計はタグホイヤーのモナコ(スティーブ・マックイーンと同じ!)

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なんとコ・ドライバーの北村君もホイヤー


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今回もスタッフとして働いてくれた東大の「チーム匠」のメンバー
(海外のヒストリックラリーに挑む学生プロジェクト、ラリーニッポンは応援している)

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最後のホテルの部屋にはこんなシャレたケーキが

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