薬師寺の伎楽

5月5日 薬師寺で行われた『玄奘三蔵会大祭』の伎楽

    大大大成功!

三蔵法師役で初めてこれに参加したのだけど、

やはり僕は本番に強いのだ。

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少ししかリハーサルが出来なかったけど

本番で、お客さんがいる場になるとその空気がそうさせるのか

リハーサルでは出なかった振りや演技が加味する。

本番が一番いい出来だった。

それに本当に楽しかった。

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この薬師寺の伎楽はとってもわかりやすく

盛り上がる。

それはその演出も、脚本も、音楽もいいから。

そして、天理大学雅楽部の学生の一生懸命さがいい。

素朴だけれど何かが伝わる。

面を付けたパントマイム劇は少しコミカルな雰囲気なのだけれど

仏の教え、敬いなどが自然に共感できるようなものとしてうまく生きている。

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それからいつも思うのだけど、天理大学の雅楽の演奏レベルは半端じゃない。

古典の雅楽がとっても重厚でしっかりしている。

安心感のある雅楽とはこういうものだ。

それだけじゃない。伎楽のような新しく作曲されたものに対しての反応と

修練がとってもいいのか、とても努力をしているのか、

雅楽には無い細かいフレーズの演奏が小気味よく、

聴く方になんの疑問も感じさせない、これも安定感がある。

いいね!


さて、本番はずいぶん集中できたよ。

三蔵法師に成り切ったよ。

伎楽だから振りをとにかくオーバーにしないとならない。

でもセリフが無い分それがかえって自然にできるものだ。

もし、セリフとともにオーバーアクションをしたら、きっと子どもの学芸会のような照れくさいものになってしまうのかもしれない。

それから僕(三蔵法師)だけが面をつけていないから、

表情も気にしなければならないところ、

気にすることも無く自然にその気になれた感じがする。

初めての経験だったけど、

これ、僕に向いているかも! 

なんて思ってしまっている。




で、結局三蔵法師なんだけど、劇の途中で、演奏したよ。

僕のオリジナル曲「尊い記憶」を。

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それだけじゃない。

終わってからの挨拶の場でもアンコールで演奏したよ。

「千里の旅路」を。

とっても気持よかった。

この曲なんかこのために有ったんじゃないか、なんて思えるほどいい気持ちで演奏できたよ。

そしてすべてが終わるとみなさんの献燈の火のタネ火を持って火を与えに出た。

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たくさんの人たちが僕のところに火を受けにやってくる。

なんだか清々しい責任感ともいうような、

気持ちのいい感覚をいただいた。


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なにもかもとってもいい経験だった。

また絶対やりたい!

薬師寺のみなさん、天理大学のみなさん、関係したすべてのみなさん、

どうもありがとう!!!


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TOGI