何ヶ月も前にちっち(6歳の息子)が

どこかでカマキリの卵がついた木の枝を持って来た。

東儀秀樹オフィシャルブログ「SMILE」Powered by Ameba-カマキリ巣


それを虫かごに入れたまま、ほとんど放置してあった。

我が家で世話をしている約100匹のカブトムシのケースの上に置かれたままだった。


先日、ちっちが大声で「うひゃー!」と叫んでいた。

なにごとかと思ったら、なんといつの間にかそのカマキリが卵から孵っていたのだ。

小さな虫かごの中でカマキリの幼生がうじゃうじゃしていた。

東儀秀樹オフィシャルブログ「SMILE」Powered by Ameba-カマキリうじゃうじゃ

東儀秀樹オフィシャルブログ「SMILE」Powered by Ameba-カマキリうじゃ


よく寝る前にカマキリの生態の絵本も読んでいたし、

そういうのを紹介したテレビでもよく知っていたから、

ちっちは大喜び!

「カマキリは卵から孵ったときにすでに成虫に近い形に成っているんだよ。
イモムシにならないから珍しんだよ。でも最初は羽がなくて、脱皮を重ねて大きくなる途中に羽が生えてくるんだよ!」

と、とても詳しい。

東儀秀樹オフィシャルブログ「SMILE」Powered by Ameba-カマキリアップ



ちっちはNHK の「ダーウィンが来た」などのドキュメント番組が大好きでいつも真剣に観て理解しているからすぐに結びつくようだ。

僕もそこらへんのことは何度も絵本を読み聞かせているからよく知っていた。

だからまさにそのものを観察して本物で確認できるというのは実に素晴らしい。

とっても刺激的でわくわくする。

ちっちのおかげで僕が再び少年をやらせてもらうことができるというのは、

本当に素晴らしい。

ちっち! ありがとう!

パパはとっても楽しいよ!!!

東儀秀樹オフィシャルブログ「SMILE」Powered by Ameba-カマキリ数える


何日間かそのまま虫かごに入れたままだったけど、

先日、庭に全部放した。

東儀秀樹オフィシャルブログ「SMILE」Powered by Ameba-カマキリ放す

東儀秀樹オフィシャルブログ「SMILE」Powered by Ameba-カマキリ1匹


庭に放す、ということは、わずかな数が立派な成虫になり、残りは死ぬ。


どれほどが成虫として生き残るのか・・・。

成虫は他の虫を食べ、

幼生はアリなどの他の虫や鳥などにも食べられてしまう。

それが自然なのだ、生きる競争をするのだ、ということもちっちはわかっているから妙な感傷も持つことなく冷静に放す。

虫をただおもしろいから、として飼うのではなく、その生態から自然界の調和を知る断片として捉えてくれるのだ。

生き物は死ぬと同時に他の虫の栄養に成り、あるいは土にかえれば植物の養分にもなる。

ちっちはそんな自然の摂理もちゃんと理解している。

いいぞ!!! たのもしいぞ!!!


ちっち TOGI ちっち 2