メキシコシティに来ています

メキシコシティに来ています。



９月に放送予定のTBS の CS の旅番組のロケです。

メキシコは中学１～２年のときに住んでいて、

それ以来まだ一度も訪れていなかったので、

　　なんと４０年ぶり！

どんなに変わってしまっているか、

を知る旅になるんだろう、と思ってスタート。


でも、思ったほど変わっていない。

現代では考えられないほど変化がゆっくりなのだろう。

以前住んでいた家の前まで行った。

足が方向を覚えていて近所を歩いたりした。




よく通ったお土産屋デパートもまだあった。

通りをクルマで走っていると、

なんだか野性的な本能というのか

　勘というのか、

いろいろなものが蘇る。

「あ、ここのあたりに映画館なかった？」とか。

「有りましたが、２５年前になくなりました」と。

「あ、あそこのレストラン入ったことある！」とか。

そのレストランは今回は遠くから通り過ぎただけだけど、

その内装やソファの色や質感まで思い出す。

　　４０年前なのに。

でも、おそらく日本にいる４０年前だとそこまでのことなどは覚えていないのかもしれない。

中学生の多感な時期に、

外国、という非常な状況にあったからこそ

そのときの新鮮な感覚が記憶のどこかに取っておかれるのだろう。

そんな分析も今回の旅ならではの結果なんだな。

もっと幼少のタイに住んでいた頃はただただ純粋で、

「外国」という意識も持たないままだったけど、

メキシコは何しろ中学生だったから

今度は自我がしっかり目覚めての状況。

だから自分が日本人であることとか、ニッポンとは？

とかを意識せずにはいられない環境にあった、

そんな意識にさせてもらったポイントなんだ。

そのころはまだ僕は雅楽師になることなんて、

微塵も思ってもいなかったけど、

ゆくゆく日本の文化を背負うことになる。

そのための必要な通過ポイントだったのかもしれない。

神はユニークな駒の進め方をしてくれたものだ。

　　　　感謝。



それはそうと、

本場のタコス、エンチラーダはとっても美味しいぞ！



エンチラーダとタコス


定番のサルサ（ソース）



フルーツもとっても美味しい。

今はマンゴーが最高の時期！


道端のフルーツ屋台


夕食のレストランでは音楽屋が廻って来た。

この手のメキシコ音楽はよく知っているからたくさんリクエストをしたよ。




この旅に出る前に４０年前のアルバムを開いてみた。

これがその一部。

中学生の時の僕。




自宅の部屋にて


自宅の庭にて愛犬ゴローと



明日からはユカタン半島のメリダのチツェンイッツァ、ウスマルなど、

僕の大好きなマヤ遺跡のピラミッドのあるところに向かう。

ここも懐かしいぞ！