ちっち と パン屋へ

まだ少し熱っぽいのだけれど、

ちっち（５歳の息子）の幼稚園のお迎えに行った。



お迎えは楽しい。

次から次へと子供たちがニコニコワクワク飛び出してくる。

ちっちもいつも大大ニコニコ！

帰り道、

手をつなぐとすぐにぴょんぴょん跳ねる。

不思議な動物のよう（笑）

（ワオキツネザルのような跳ね方をする）


パン屋に行ってお昼のパンを買って帰った。

そういえば、ずいぶん前のはなし、

ちっちが３歳くらいのころだったかな。

その店でパンを買ってレジで精算していたら

周りのお客がクスクス笑っていた。

はっと気付くと

テーブルに置いてあった大きなまあるいパンに

ちっちは顔を近づけてニコニコなめていた。

「こら！　ダメダメ！　これは売り物なんだから！」

と、やめさせ、

「すみません、これもください」と、そのパンも買った。

あとで聞くと

「だって、おいそうだったから」と。



そういえばもうひとつ面白いことがあった。

自由が丘の僕の大好きなケーキ屋さん、

「モンブラン」でのこと。

ケーキを選んでいたとき、その時期の特別ケーキのチラシをちっちがみつけて

ちっちが店に買いにきていた知らないおじさまにそのチラシの絵を見せて

勝手に説明していた。

おじさんはやさしく

「ほほう、それはおいしそうだねえ！」と応えてくれた。

そしたらちっちは店に響き渡る声で

「おいしくないよ！」と！



一瞬空気が止まった。


でもそのあとに

「だってこれは紙に描いたケーキだもの。

おいしいのはあっちの本物のケーキだよ！」って。



ほっとした。

また周りはクスクス。

いいね！　いいぞ！　ちっち！