日帰りで厳島神社に行って来た

NHKの清盛関連のテレビ番組の出演のため。

久々の厳島神社は相変わらず気持ちがよかった。

で、報告したいのはそのことではない。

 広島に行くのに

ANAの飛行機に乗ったのだけど。

ラッキーなことに初めて

  787に乗った。

とてもいい飛行機だった。

まずシートが気持ちよかったし

  広々していた。

それに機内アナウンスのスピーカーの音が

  なかなかいい

無機質にただ声を流すのではなく

ちょっとした反響を加味させているみたい

エコーほどの大げさなものではなくて。

  だからCAさんの声が

なにかのSF映画の中で聴く機内アナウンスのように感じて

ちょっと異次元な感じに演出される。

   いい工夫だと思う。


    それから窓

かなり大きな窓だったから気持ちがいい

  さらにそのシャッター

  これがまた未来的

日よけをスライドして被せるのではなく、

   ボタンを押すと

レイバンの濃い緑がかった黒のサングラスのような色に

 次第にガラスがスモークになる

これはいつかは車や住宅でそうなるだろうと

予測していたけれど飛行機で初体験するとは!

でも、いつも僕は窓側の席なのに

  今回に限って通路側だった。

その窓のことに途中から気がついて、

  もう悔しかった

ああ、あのボタンを押してみたい!

  どんな感触なのか

どれだけのスピードで反応するのか

   押したい押したい

気づいたら遠くの誰かの席の窓が真っ黒になっている

「ああ、しまった色が変わるところを見損なった!」

「ああ、早く誰かまた操作しないかなあ!」

   そんなんでずっと落ち着かず、

  きょろきょろしていた。


   外国人だったらきっと

「失礼、ちょっとその窓のボタン、操作してみてくれないか?

初めてだからどんな感じかみてみたくって・・・」

ってすぐ隣の席の人に声をかけるんだろうなあ。

でも僕はシャイだからできなかったよ。


   すごい念力で

「おいあんた!スポーツ紙なんか読んでいないで、窓を閉じたくなれ!」

   と心から念じた。


もしかしたらスゴく怖い顔になっていたかもしれない。

  (でも通じなかったよ)



それから、これはパイロットの腕だったのかもしれないけれど、

着陸の瞬間のサスペンションがとても優れているんじゃないかと思った。

  どんなにうまい角度で入っても

接地した直後のタイヤのサスペンションの一度ぐんにゃり縮む感触はある。

  でもそれがあまり感じられなかった。

   ショックの吸収力だけじゃなく

  元に戻るはずみを強力に押さえて

     じわじわ戻る、

そんなサスペンションだったりするのかなあ?

あるいはたまたまとても上手な着陸だっただけなのかなあ?

   何回か乗って確かめたい!




で、飛行機の外に出る間際、

降り口と反対側のドアの横に付いている小窓を見たら

その窓もあのタイプだったから

一瞬のスキを見計らって

 ボタンを押したよ! ふふふ

結構早い反応で色が変わり始めた。

恥ずかしいから1秒も触らなかったよ。

ああ、こんどはゆっくり窓側に座らなきゃ


ステキだったよ

ボーイング787



あ、もうひとつ。

これは別件の話だけど、

いつも気になることがある。

それはCAさんの

「Ladies and gentlemen 」

の発音。

ほとんどの人が

『ラディース アン ジェンチュメン』

と聞こえるように言う

なぜ「ラディース」? なぜ「ジェンチュメン」

ほとんどがそう、ってことは

きっと訓練のときに

教官が「普通に文字通り発音しようとしないで、こう言った方がネイティブっぽいです」

みたいな大きな間違いを言ってしまっているのでは?

 と思ってしまうほど統一性がある。

  そんな言い方、外国人は変に思うよ

それだったら昔の日本人のように

 もっとローマ字的に

「レィディース アン ジェントゥルメン」と

簡単な発音で堂々と言った方が絶対外国人にも自然なのに。

あるいは「レィディーザン ジェノメン」と、アメリカよりに。


『ジェンッチュメン』は絶対おかしいよ。変だよ。

そんな教官に習っているのだとしたらちょっとかわいそうだ。

だれか教官に指摘しないものかなあ

(完全に教官のせいだと決めつけている)



TOGI