いま我が家には何になるかわからないサナギがいる。

     サナギ

柑橘系の葉っぱにいたイモムシだったからたぶんチョウチョのはず。

     チョウチョ 音譜

イモムシの模様から察するとアゲハっぽかったけど

大きさからさっすると、そうでもない、

  もっと小さな類のよう。

それにしてもサナギになってからずいぶん立つのになんの変化もない。

  死んでしまっているのかもあせる

あるいは長~い間サナギで過ごす種なのか・・・(そんなのあるのか?)

  でも、もしかして、

  だったりして。叫び

  そのスリルがいいのだ。



以前、ちっち(息子)がチョウチョの幼虫らしきものを捕まえて来た。アオムシ

早速段ボール箱とラップで観察ケースを作った。

ものすごい勢いで葉っぱを食べるから、

  補充が追いつかない。アオムシ

捕まえたときにいた所に行っては新鮮な葉っぱを

 摘んでくるのが日課になった

ある真夜中に僕が道端の葉っぱを採っていたら

  おまわりさんに尋問された。

「何をしているんですか?」

   僕はニコニコ顔で

「アオムシの葉っぱを採っているんです」ドキドキ

わざと「息子の」とか細かい説明をしないで。音譜

というのもそんな最低限の説明でさらにおまわりさんがどう尋問してくるか、

僕をどんなに不審がるか、

それがちょっと楽しみだった

   ところが

 僕のその応えに

 「あ、そうですか」

と言ってすぐに行ってしまった

  なんと肩すかしな!むかっ

 僕はそんなに怪しまれないのかなあ

  ちょっとつまんない


    で、

そのアオムシ、用意した割り箸にも登らずそのままケースの床でじっとしてしまった。

  死んでしまったかと思ってさわると

   もの凄い勢いでアオムシ

バシッ バシッっとからだを折って脅かす。

思わず「うわ!」っと叫ぶくらい激しかった。
 
  で、またじっとする。

普通は木や壁に登って斜めの体勢を作ってサナギになるのに

ただ周りを葉っぱで覆って床にじっとしているのだ

あーあ、やっぱりサナギにはならないのか、

あの大きさはアゲハのたぐいの大きめの蝶だっただろうに


 とあきらめていたある夜中

  箱から

バサバサ バサバサ

   音がする

    見ると

なんともの凄い勢いで羽をばたつかせているヤツがいる

     ガ    

   「げげっ!」

     だ !

  びっくり! 目

最初から蛾だと思っていればなんてことなかったのだろうけど

チョウチョだと思っていたのが

   蛾だったから

 すごいインパクトだった! 叫び

そのインパクトに驚嘆している僕をみて

   ちっちも大はしゃぎ

 さっそく図鑑で調べる。

◯◯スズメの一種らしい。ガ

狭い所でバタバタしているのもかわいそうだし

わけのわからない羽根の粉を吸うのもいやだし、

  すぐに逃がしてやった

固まりかけているとも知らずになんどもアオムシを触って迷惑をかけたにもかかわらず

 蛾 というのはなんとスゴい生命力!

   感心した

  と同時に

アオムシの段階では何になるかわからない、という状態で飼ってみるその刺激は、そうとうワクワクするものだと気づいた。


   だから

いまいるサナギにちょっとわくわく。音譜

でもこのサナギはちゃんと木に登り、身体を斜めに固定しているから

  いかにもチョウチョ。

うらぎってほしいところだが、、、

さて、どうなるか・・・・。


Togi

今回の自作絵文字: チョウチョ サナギ ガ アオムシ

ではまたね ビックリマーク