好き嫌いと経営
趣味で本を読む時間は今無い。大量の課題のための本を読み漁っているところですが、それでも読みたくて、つい読んでしまいました。14人の経営者と筆者との対談。その中で、本当に競争性が高い人だな、と思った3人の話をメモしておきます。一人目は日本電産の永守重信さん。「何でも一番」が好きだそう。いや~好きですね、こういう人。新幹線でもホテルでも、1という番号がつくところを選ぶとか、野球をやるならピッチャーで4番とか。(野球において、ピッチャーで4番を打つというのは、チームの中心ということです。)日記を書かない。未来だけを見てるから。しびれますね~。成長と勝利が好き。う~ん株買おうかな笑二人目はユニクロの柳井正さん。「デカい商売」が好きだそう。一部の人を対象にするより(例えばニッチな商売)あらゆる人を対象にした仕事のほうが、社会貢献につながる。もはやもうかるとか、そういうレベル感ではないんですね。外国では、あなたのビジネスで、この国のために何をしてくれますか?と聞かれるのだそう。事業活動とCSR活動は車の両輪とはこういうことなのだろうと思います。三人目はサイバーエージェントの藤田晋さん。「今に見てろよ!」が好きだって、あ~一緒一緒。麻雀は不平等に不利な牌から今にみてろと勝ち上がるのが経営と同じで好きなんだとか。スポーツなら個人戦で勝ち上がりたいとか。とにかく勝ち上がるが好きなんですね。わくわくします、私。ヒップホップがお好きなそうですが、歌詞がやはり黙らせてやる、いつか全部!みたいな今に見てろ的なところが好きなんだそう。私、backnumberが好きなのですが、意外と歌詞がこのやろ~的なところが好きです。例えば青い春だと、負けじと明日へと向かう、とか、踊らされているのはわかっているけど未来に向かって踊る的な内容で、いいなと思うのです。負けたくない、勝ちたいと心震える私を呼び起こす、久々に楽しい読書でした。読まねばならない読書とはまた違ってよかった。「好き嫌い」と経営/東洋経済新報社¥1,728Amazon.co.jp