ちょっと時間ができたので、久しぶりに映画館で映画を観た。
もはや2時間強、時間を取ることさえ難しい今日この頃である。
先日、Skypeで2時間話した時は、その後の時間配分がかなり痛かった。しかしそれは読書を語る会だったので非常に有意義であった。
なので映画で2時間つぶすこと、非常に怖かったのですが・・・。

朝10時台であれば、大人1300円で観れる、というシネマで、ざっと上映映画をチェック。
もう、MOZUしか選択肢がなかった。
この映画、2時間という貴重な時間を費やして大丈夫か??
俳優陣を見て、イケると踏んだ。
あとで007が先行上映されていたことに気づく・・・。

初っ端から、松坂桃季のイカレっぷりに目を奪われる。
じゃかじゃか人を殺すさまは、狂気の沙汰。朝一でみる映画じゃないなあと思いつつ、上手い俳優だと感心した。
映画での西島秀俊を観たのは、サヨナライツカ以来。
大河ドラマ八重の桜では覚馬役で、完全に主役の綾瀬はるかを凌いでたなあ。
伊勢谷友介、長谷川博己もかっこいい。
特にスーツ姿。スーツの仕立ての良さが画面からも伝わる。そしてみんな無駄な脂肪がついてない!かっこよすぎ。
長谷川博己のポーズがいちいちキマっていて笑う。
しかし、これだけやられたら死ぬよね・・と思うけど西島秀俊は死なないところが映画だ。

撮影場所はフィリピン。
末端の、服さえ着せてもらえない子供たちが映る。
人身売買のシーンもあったが、これってリアル?
アンダーグラウンドの世界を垣間見て、ちょっと考えさせられる。
映画とは直接関係ないのだけれど。

今、CSRとかコーポレートガバナンスとか勉強してるのですが、でもそれってなんだか、安全なきれいな場所でただ机上で考えているだけなのかも。
ちょっと心が痛かった。
そして映画を観ながら、組織として守らざるを得ないこと、それは世間の常識とは違うこと、うやむやにせざるを得ないこと、がオトナの世界にはたくさんあることを見せつけられた。

まったくもって映画を見ているようで本筋とは全く違うところに注目する私であった。