財政について少し学んでいます。
財政とは英語で書くとpublic finance
つまり公のお金なのですがこの概念ができたのは明治以降だそうです。
江戸時代は領主の私的な家計でしたし
庶民はほとんど自給自足でした。

明治時代に取引にモノとものでないもの(土地や労働)が出てきたのですが
この概念が桃太郎のセリフでわかるというのです。

江戸時代までは
「桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、一つください。家来になります。」
というセリフだったのが明治時代に
「桃太郎さん、お腰につけたきびだんご、一つください。お供します。」
に変わったというのです。つまり身分関係のしるしから、労働の対価としてモノ(ここではきびだんご)をもらうことに変わったのです。

しかし、桃太郎の歌は家来という言葉から変わっていません。歌だからでしょうか??


財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書)/岩波書店

¥842
Amazon.co.jp