スタイルで茶道に居する者が近年あまりに多く、憂いながら臨んだ今日の我が庵の炉開き・・
造詣という世界に於いての弟子の初点前も兼ねている。
釜鳴りの激しさゆえ如何にして正客をもてなすかという場面・・
「服のよきよう」という言葉を正客から聞いた。
本来のもてなしの原点でもある利休の理念でもあり、禅に由来する当意即妙の大切さを説く言葉。
今日の炉開きは弟子の守破離の「守」に関わる茶会であったが些細なことを除けば見事なもてなしだったと思われる。
「羽衣茶会」と名を打って参加者に世界に羽ばたいてほしいという趣向の茶会であったがアメリカに特化していく日本の中で愁眉を開くが如く佳き日・・
ありきたりの言葉ではあるが一期一会が頭を過る。
則天去私