ディスカバリーおつかれさま | とげとげな日々。

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昨年2月末に最後のスペースシャトルミッションとして飛行、帰還したディスカバリー号がスミソニアン博物館へ展示されることが決まり、無事に到着、展示されたようです。


左が実験機(宇宙飛行はしてません)の初代スペースシャトル、エンタープライズです。
(名称はもちろんスタートレックのエンタープライズから)
右が最後の機体、ディスカバリー。
後ろの突起はブースター保護と空気抵抗を減らすカバーですね。


一度も宇宙へ行ってないエンタープライズ(左)と最多の39回のミッションをこなしたディスカバリー(右)
保護タイルの損傷度合いが地球の行き来の過酷さを物語ってますね。

ディスカバリーの初ミッションは1984年8月のSTS-41-Dで通信衛星3機の軌道上放出と長さ31mの太陽光パネル展開実験でした。
そして、最後が2011年2月のSTS-133で国際宇宙ステーションへの3機の機械の輸送です。

シャトルとしては4代目。実際に宇宙との往復をこなした機体としては3代目です。

2代目チャレンジャーは1986年1月に打ち上げ時に爆発、3代目のコロンビアは2003年2月の大気圏再突入時に破壊されました。
そのどちらの事故の後にも飛んだのがディスカバリーです。
スペースシャトル最後の発射になったのも、そういう理由からなのでしょうかね。


先輩と後輩。

これで、地球上から宇宙を行き来できる乗り物がなくなりました。
(個人的にロケットで運ぶ宇宙船は厳密には違うと思ってます)

人類が自由に宇宙と地球を行き来できる乗り物は、あと何年待てばできるんでしょうか?


何はともあれ、過酷な宇宙ミッションを終えたディスカバリー号におつかれさま。と言いたいですね。

ちなみに北九州のスペースワールドには、このディスカバリーの実物大模型があります。
今はジェットコースター「ビーナス」のせいで遠くからしか見れませんが、開業当時は真下で色々見れました。
僕が中学生の頃の話です。
なつかしい。