おはようございます
難病を乗り越え人生を謳歌するカウンセラー
十川 千惠美です
昨日のそれでも父親なの~!? のつづきです・・・
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友人からの家賃を息子の仕送りとして充てていたのに
その家賃を横取りしようとしている元夫に激怒した息子
「お母さん、ここからは俺があいつ(元夫)と話すから!
お母さんは、もうあいつと何も話さなくていいからなっ!」
と言い、父親(元夫)に電話をかけた息子。
数日後・・・
父親(元夫)と話をした息子から電話が・・・
電話口の息子は涙声・・・
「どうしたの?○君。」
「あいつは父親どころか、人としても最低だ!」
「えっ? お父さん、何だって?」
「叶うかどうか分らない夢なんか追ってないで、
学校やめて普通に働けよ。って、俺に言ったんだよ!」
「 ・・・」
「しかも、あいつは、俺の仕送りの金を
今の家族のためにどうしても必要だからって!
じゃあ、俺はどうなってもいいってことだろ!」
「分った!○君。お母さんがお父さんと話すから。」
「いや、ダメだ。 俺があいつと話をつける!」
そう言って電話を切った息子。
それからも何度か父親(元夫)と話したようでしたが、
話は平行線のようでした。。。
そんなある日・・・
泣きながら息子から電話がありました。
「どうしたの?○君。」
「くっそー!くっそぉー ーーー」
「泣いてたら分らないから・・・、落ち着いて○君。」
「 ・・・・・」
「 ・・・・・」
ようやく口を開いた息子・・・
「あいつは卑怯だ!あいつは最低人間だ!
今までは、あいつが偉そうなことを言ったり
筋の違う事を言ってきたから、俺も言い返せてたのに・・・。
なのに、今日は急に態度を変えて。
ごめんな。ごめんな。って謝るんだよ・・・。
偉そうにしてたから俺も文句が言えたのに。
ごめんな。って謝られたら何も言えないじゃないか・・・。
俺はそんな人間に剣(つるぎ)を振り下ろせるほど
強い人間じゃないんだよ・・・」
そう言って、息子は号泣していました。。。
息子の悔しさや悲しみが痛いほど伝わってきて
私も胸が締め付けられる思いでした。
15歳の息子の心にはどれほど堪えたことか・・・
息子が父親と会ったのは不登校になった直後の一度だけ。
離婚後に息子の学資保険を使い込んだ父親(元夫)
誕生日のメールもプレゼントもよこさない父親(元夫)
養育費も支払わずに息子の仕送り金を横取りする父親(元夫)
予定していた仕送りが断たれた息子は
「俺はこれからどうしたらいいんだ~!」とパニック状態
かといって今まで通りの金額を仕送りするのは私も難しく、
息子とは何度も何度も話し合いました。
時には、大喧嘩することもありましたが。。。
最終的には・・・
「お母さんも頑張って何とか今までの半分は仕送りするから、
○君も頑張ってバイトをして やり繰りしてちょうだい。」
ということに。。。
そして息子はバイトをしながら学校に通うことに
それから2年後・・・
息子が17歳の時・・・
息子から電話があり
「俺、お母さんのこと鬼婆だと思ったこともあったけど
今は、恐ろしく恐かった鬼婆のお母さんに感謝してるよ。」
「なに?急にどうしたの?」
「いや~、俺さぁ~、どこでバイトしても必ず言われるんだよね。
君は今時珍しいくらい礼儀正しくて、しっかりしてるねって。」
「そうなんだ~。それは、良かったね~。」
「この間 やめたバイト先のおばさんも、
○○君のお母さんは立派な人なんだね~。
○○君を見てたらよ~く分かるわよ。
○○君なら大歓迎だから、またいつでも戻っておいでねって
言ってくれたんだよね~。」
「そっか~。でもそれは○君の努力があったからだよ。
おばさんにそんな風に言ってもらえて良かったね~。」
「俺・・・
お母さんの子で良かったよ。
お母さん、ありがとう。」
思いがけない息子からの言葉に号泣した私・・・
いろいろ大変なことも山ほどありましたが、
私が子育てや不登校を通じて学んだことは
親は子どもから逃げないこと
親はどんな時もブレないこと
親は子どもとの約束を守ること
そうやって真正面から子どもと向き合っていけば
必ず理解し合える日はくるということ。。。
今から十数年も前の出来事でした
今日も幸せに満ちあふれた一日となりますように
仮認定 特定非営利活動法人
★関心のある方は覘いてみてくださいね★
最後まで読んでくださり感謝いたします。
難病を乗り越え人生を謳歌するカウンセラー
十川 千惠美
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お時間がありましたら、十川千惠美の
「生い立ちとメッセージ」
を読んでいただけると嬉しく思います。
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