波瀾万丈のカウンセラー カウンセリングル-ム ウェルカム 名古屋

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半世紀以上の私の人生をあからさまに書いた
カウンセラーらしくないブログですが、
波瀾万丈な私の人生が
みなさまの生きるヒントや気づきにれば幸いです♪

資生堂で美容部員として勤務後、エステサロンオーナーを経て、現在は難病を抱えながら、人間関係から美容のことまで幅広く、クライアント様のご相談に応じております。





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おひとりで悩まず、まずはご相談ください。



 

おはようございます

 

心と身体の美容家

カウンセラーの十川千惠美です赤薔薇

 

 

 

 

 

 

 

注意以下の記事&画像はお借りしたものです注意

 

 

 

 

【 震災後のファミレスにて 】

 

 

阪神大震災後のことです。

 

当時、私はあるファミレスで働いており、

震災後にはバイキングメニューを

無料で提供することになりました。

 

開店と同時に店内は満席になり、

外には長い行列ができました。

 

店内の忙しさは繁忙期を上回るものでした。

 

中には着の身着のまま来店する人々もおり、

他のお客さんが「自分は家が残っているので」

と上着を提供する姿を目の当たりにして、

感動して涙がにじむこともありました。 

 

        ※

 

お昼を過ぎたころ、行列には異彩を放つ

若い男女二組が加わりました。

 

彼らは派手な装飾を身に着け、

使い捨てカメラで

写真を撮りながら騒いでいました。

 

他のお客さんが静かに待っている中、

彼らは「早く席に案内してよ」

と不平を言ったり、

座ったらすぐに「ビールを4つ」

「パフェが食べたい」と要求しました。

 

その態度に私が注意しようとしたところ、

一人の老人が涙ながらに彼らに向かって

「あなたたちが観光で来たのなら、

どうか帰ってください」と訴えました。

 

しかし彼らはそれを笑い飛ばすだけで、

「関係ないよ」と答えました。

 

私が「申し訳ありませんが、

出て行ってください」と声をかけたその時、

ある男性が前に出てきました。

 

彼は刺青を見せつけながら若者たちの前に立ち、

「おい、兄ちゃんたち。さっさと家に帰って、

テレビでも見てなさい」と一喝しました。

 

若者たちは何も言わず、

高級車で退散しました。

 

       ※

 

彼らが去った後、その男性は帰る前に

「店員さんはケンカしないほうがいい。

そういうのは僕たちの仕事だから」

と微笑みながら言いました。

 

そして、

「食事ありがとう。美味しかったよ」

と感謝の言葉を残し、店を後にしました。

 

彼の少し引きずる足取りと、

ヒビ割れたサングラスが印象的でした。

 

その日、

私は多くのことを学び、

感じることができました。