"テレビは「見せる」「聞かせる」「理解させる」ことを研究しつくした、究極のプレゼンテーションだといえます。"
テレビで日々工夫され続けている伝える技術を、プレゼンに利用する方法についてまとめています。
≪司会者は右に、アシスタントは左に≫
スクリーンを使用する場合でも、ホワイトボードを使用する場合でも、それらに対して、右側(上手)に立てるようにしてもらいましょう。
その際、右手は指示するために使います。左手はというと、大きな会場ではマイクを持ちます。あるいは、手元資料や図などを支える手になります。
≪会場、聴衆、テーマなどを研究して服装を選ぶ≫
プレゼン会場となる会議室やホールなどには、正面に黒板やホワイトボード、スクリーンが設置されていることが多いでしょう。
黒板を背にしてプレゼンするのに、黒や深緑のスーツを着ていては、目立ちません。ホワイトボードやスクリーンの前で、白い洋服なのも同様です。
≪説明いらずで状況を伝える「レイアウト」の魔法≫
スーパーのチラシでは目玉商品を左上、右上、左下、右下の4隅にレイアウトしていることをご存じでしょうか。人間の視線がそのようにZ字型に動くからです。
線や矢印も、左から出て右で終わらなければなりません。
≪記者会見がいつもロゴずくめの壁の前で行われているのはなぜ?≫
テレビでもプレゼンでも、話し手が身につけているものには当然目がいきます。
そして、目で見たものは、潜在意識にずっと残り続けます。
背景の色は白と別の色、2色使いが基本で、会社や団体のコーポレート・カラーを使います。
<感想>
テレビでは、毎日視聴者の気を引くための伝える技術を磨いています。
少しでも他局と比べて説明が分かりづらかったり、映像が見づらかったりするとチャンネルを変えられてしまいます。
また、視聴率としてどの場面でどれだけ見られていたかをフィードバックすることで、良い部分を残し、悪い部分を捨てて、よりどの方法が伝わりやすいかを常に学ぶことができます。
身近過ぎて、流し見していることが多いテレビですが、裏側の制作陣の努力を感じ取ることができれば、伝える技術を高めるのにとても助けになると感じます。
プレゼンもテレビ同様に、興味ある人はもちろん、興味を持たずに参加している人までも自分の話に引き込まなければなりません。
そのための、まず、会場のレイアウトの配置から、会場に合わせた服装、印象に残してもらうための小道具作りは必要不可欠です。
また、資料作りもきちんと伝えるための工夫を凝らさなければなりません。
1ページ当たりの文字数や、効果的な写真の活用、人間の習慣的な眼の動きを利用した情報の配置など、することはたくさんあります。
プレゼンは、自分の伝えたいことを一方的に伝えるだけでは不十分です。
相手にしっかり届くように、相手の目線に立って考えることが重要だと感じます。
-引用元-
『テレビに学ぶ伝える技術』
天野暢子 著
ISBN978-4-7993-7049-0