戸神語録(2020年11月~2021年12月を振り返って) | 戸神重明、怪談ブログ

戸神重明、怪談ブログ

怪談作家、戸神重明の公式ブログです。 ※文章、画像の無断転載を禁じます。

 

今年も終わるので、一年ちょっと前からの @togami10 twitterから選んだ言葉をここに残す。

 

 

世界の人口、
77億人いても、
俺にしか書けない怪談本を書く!
書き続けてゆく!

その気持ちはこれまでも、
これからも、
変わらないぜ!


2021年12月25日

 



『高崎怪談会24』から2週間が経過。
保健所から、感染者が出た、との報告はありません。
お客様、出演者&スタッフの皆様の予防対策への御協力に厚く感謝を申し上げます!
今回も感染者を出さず、誰一人悲しい思いや辛い思いをさせずに済みました。

おかげさまで、
俺は俺の責務を全うできました!


2021年12月5日



#萩原朔太郎記念前橋文学館。

私は高崎生まれの高崎育ちですが、前橋のこの辺りの景色は大好きです。
夏場と違って、広瀬川の水量は少なく、流れは穏やかでした。
地元に対する考え方とか、朔太郎に共感することも多いです。
一度、夏場にあのベンチでゲリラ怪談会をやってみたい!(笑)


12月9日



「十二様」とは「山の神」の異称。
十二日は山に入らず、講(祭り)を行う。
群馬県では北部の山地に見られる文化。
群馬県中部以南の山地では、単に「山の神」と呼ぶ地域が多く、講は十七日に行われることが多いという。


12月12日



それでは、今夜はこのへんで。
(怪談作家が不規則な生活をしているとは限らない!)

全集中、
怪物の呼吸、
百の型。

魔多の鬼界に!

(書いた本の中に悪霊を封じ込める、戸神家一子相伝の極奥義)


12月13日



用事で、従兄の家を久々に訪れた。
十数年前、デビューしたてでネタがなくて困っていた時に、従兄のお嫁さんがネタ提供をしてくれて、とても助かったことがあった。
今日、#上毛鬼談群魔 と #高崎怪談会東国百鬼譚 のサイン本をプレゼントしたら、とても喜んでくれた!
やっと恩返しができたかな。(笑)


12月16日


 

上毛鬼談群魔 には心霊スポットの話が多い。そして心霊スポット探索モノは、怪談マニアの間では評判がよろしくない。
実話でもパターンがあり、先が読めてしまうからだ。
だからプロ作家がこのテーマを扱う場合、ネットでタダ読みできる話とは次元が違う作品を書かなければならない、と思っている。

決してネットの記事を見下しているわけではない。
よく調査されていて、参考になるサイトも多い。
あくまでも、プロ作家はそこまでやらなければ失格だ、と言いたいのである。

ちなみに、 上毛鬼談群魔 には「心霊スポット」という言葉は一度も出てこない。


12月11日





はねたき橋は、A型ラーメン構造という造り方をされた橋。ここでのラーメンはドイツ語。
食べ物のラーメンではない。
橋の専門家なら、すぐにそんな橋の絵が脳裏に浮かぶだろう。
しかし、ラーメンという言葉から、一般的な日本人は食べるラーメンを思い浮かべるはず。
食べる=生きるということです。

とくに現代のラーメンはパワフルな生命力を感じさせる食べ物。
陰と陽でいえば、陽。
逆に怪談は、死を描くことが多いエンタメです。
陰と陽でいえば、まちがいなく陰。
太陽と月でいえば、月。
したがって、はねたき橋の作品を描くときに、ラーメン構造という言葉は絶対に出さないことにしています。


12月11日



怪異は本に書いたことで浄化されることもあれば、逆にとり憑かれることもあるようだ。
私の場合は、ほとんどが浄化されているらしい。
2017年末に自宅で起きた〈カレー粉事件〉(『怪談標本箱 雨鬼』あとがきを参照)を除いては。


12月2日




「マイペース」という言葉は、バブル時代には「無茶をしない」「身体を大事にする」といった良い意味で使われることが多かった。今はどちらかというと、「自己中心的」「我儘」という意味で使われる場面が増えた気がする。時代によって、言葉の使われ方やニュアンスが変わってくることの一例だと思う。

12月2日



既にお読みになられた方は御存知かと思われますが、『恐怖箱シリーズ』からは今回の『恐怖箱 亡霊交差点』をもって、卒業とさせていただきます。
読者の皆様、加藤一先生、共著関係者の皆様、長い間お世話になりまして、どうもありがとうございました!

俺は俺の責務を全うできたでしょうか?


11月29日



来年からは単著の執筆により専念するのと同時に、
怪談版nwo(ニューワールドオーダー)企画として、新レーベル、アンソロジーの編著にチャレンジしてゆきたいと思っています!
怪談ファンの皆様、よろしかったら、これからも戸神重明を応援して下さい!


11月29日




#高崎怪談会24

私の進行が下手なので時間が押してしまい、大事なメッセージを言いそびれた。

「コロナウイルスは今年で終わる! 来年は新しい世界がやってくる! 私が新たに立ち上げるレーベルは、新世界のオーダー(職業集団)が書く本だ! 昔の、nwoみたいなもんだ!」

と、言いたかった。(笑)


11月21日





「うるせえんだと! おおかうるせえんで、夜、寝らんねえんだと!」

今、練習している怪談語りの台詞の一部。
昔の群馬は、こんな風にぶっきらぼうな喋り方をする男性が多かった。
今やったら、絶対に女性から嫌われらいね。(笑)

でも、嫌いじゃないんだよな、群馬弁。
俺にもハードボイルド系の血が流れているってことなんだろうな。(笑)


11月19日



ジャンルは違えど、常に世界中の作家やクリエイター、アーティストなどに勝手にライバル意識を抱いているのです。
本当は気性が激しくて、物凄く負けず嫌いなんですよ、良い意味でね。(笑)←これも一応、なんちゃってー、はつけておく。


11月19日



怪談作家とは、プロレスのヒール(悪役)みたいな存在だと思っている。
エンタメとして人を嫌な気分にさせたり、恐怖のどん底に突き落としたりしつつ、盛り上げる、楽しませる職業だからだ。
私生活は必ずしもワルじゃないところも似ているんじゃないか。(笑)


11月14日



訴訟はしません!
逆襲はします!

今思いついた、意味不明のキャッチコピー。左向き矢印なんちゃってー、は一応、つけておく。


2021年11月7日



「だが」「しかし」といった接続詞は釘だ。釘を沢山使った建物は、釘が錆びれば崩れてしまう。木材と木材を組んで建てた建物は、美しい上に何百年、何千年と持つ。文章も、釘=接続詞を極力少なくすることで、スタイリッシュで長く読まれる文章になると信じている。

昨日の #怪談の書き方講習会 から。


2021年11月4日



真夏の炎天下で、柄の長さが6mもある網を振り回すタマムシ(ヤマト)採集も、他人から見たら異様な光景なんだろうけど、
チビタマムシ類の採集は他人が見たら、
「あの人、何もいないのに、木をじぃっといつまでも眺めてる。きっと、頭がおかしい人なんだろうね」
と、思うことだろうな。(笑)

クワカブは、クヌギ、コナラ、ミズナラ、ブナ、ヤナギ類、大体これだけの樹種を覚えれば採集できる。

しかし、タマムシの仲間は種ごとに食樹や食草が異なることが多い。多彩な植物の見分けがつくようにならないと、採集できない。
自然と植物の見分けもつくようになってきた。
それがまた面白いのだ。

明日失明するつもりで世界を見ること――そんな内容の文を書いたのは、安部公房先生だったかな?
作家にとって、モノをとことん見ることは文章の描写力を向上させる上で、必要不可欠な行為だと思う。
この極めて小さな虫を探す作業は、それに役立つと思っている。
ただ酔狂でやってるわけじゃねえのだ。


2021年10月10日(チビタマムシの採集に嵌まって)



最近、虫のツイートが多めなのは、人類史上初となる、昆虫怪談だけで一冊になる本を書くための布石です!
怪談をやめるわけではないです!

#怪談昆虫記
#戸神重明
#北関東の怪物


2021年9月29日



妻から、
「何で群馬の本ばかり書いてるのに、県外の人が買ってくれるのか、不思議だよ」
と、言われたので、
「だって、アメリカに行ったことがなくても、スティーブン・キングの本を読んでる人は多いじゃん」
と答えた。


日付不明(おそらく7月頃?)



どんなに不利な状況でも、鋼の心で乗り越えてみせます! 

2021年5月4日(コロナ禍でチャリティーイベントに臨む前に)



#群馬 で #戸神重明 がやらなくて、誰がやる!

2021年1月25日



3枚刃のカミソリを初めて使ってみたが、髭が綺麗に剃れないので、使い慣れた2枚刃に戻した。
やっぱり、カミソリと怪談は、シンプルなほうが切れ味が鋭くて、良い。

(でも、たまには凝った話も良かったりしてな。笑)


2020年12月31日


来年がどんな年になっても、怪談ファンにエンタメとしての恐怖と笑顔と喜びを提供する、それが俺たち怪談屋の使命だ。
そのために生まれてきたのだと思っている。


2020年12月31日



「高崎怪談会」は俺が築いた城である。
もしも感染者が一人でも出れば、その城も落城する。
これは俺にとって、戦なのだ。
明日は一人の犠牲も出さず、誰も悲しませず、必ず勝って、生きて帰る!

何と大袈裟な、と笑われるだろうが、明日はそのぐらいの決意と覚悟で臨む。
そういうことだ。



2020年11月20日