やぁ。トガシスト。








一日の終わりに








君に









サンセットガシだ。

(沈む事は決して無いぜ!!ぴかーん!)




先日。


一期下の13期生の後輩『ガッツマン』の[たっぷり藤原]の芸人引退ライブが催された。



(後輩のガッツマン。左がヤマト、右がたっぷり藤原。)



昨日のデラスキッパーズさんといいこの春は悲しい解散が多い。




藤原については以前ブログに書いたこともある。


https://ameblo.jp/togahiro/entry-12445998376.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5941b64301e249f08128d0de95047be9




そんな藤原が芸人を辞めることになった。




藤原のためにヤマトを中心にした13期の同期がラストライブを催すことになったらしく先日ヤマトからLINEで



「今度藤原の引退ライブにサプライズで出てもらえませんか?!」



と連絡が来たので


「俺らでサプライズになるとは思えないけどいいよ!」


と快諾した。




それから何日かして



ヤマトからLINEがきた。




「今日電話できますか?!藤原のライブの件で話したくて!」



とのことで電話した。



僕もサプライズの件心配だったので


「俺らってどんな感じで出るの?大丈夫?」



と聞くと



「大丈夫です!!」



と能天気に言うので心配で



「他誰出るの?」


と聞くと




「順番的には

八田荘さん→土佐兄弟→四千頭身→キサラギさんです!キサラギさん大トリです!」




と言った。




ははーーん。察したぞ。




いわゆる【スカシ】だ。



このトガシに【スカシ】とは。




売れっ子が立て続けに来て最後誰がくるんだーって期待値上がったとこで「キサラギかーい!ずこー!」もしくは「いやこいつら誰だよー!ずこー!」




これが【スカシ】だ。





ヤマトが興奮気味に言った。




「これやばくないすか?!思いついた時めちゃくちゃ面白いと思って!!キサラギさんしかいないんですよ!!」





正直なところ







俺もめちゃくちゃ面白いと思った。




むしろ「え?いいのかい?ヤマト。こんなおいしいの。本当にありがとう。」って感じだった。




見える。




笑う客席が。






聞こえる。



出てきただけで鳴り止まない爆笑が。






ゴールまでの道がキレイに描けた。




いやこれは武田修宏も驚きのごっつぁんゴールだ。




ヤマトとの電話を切るときにはすでに


『スカシ芸人』

『ごっつぁんゴール芸人』


としての自覚が芽生えていた。






楽しみに迎えた本番当日。





藤原にバレないように開演してから楽屋に着くと土佐兄弟や手伝いの後輩がいた。




四千頭身が仕事の都合で出れなくなったと聞かされた。



後輩が言った。


「キサラギさんの出番は

八田荘さん→土佐兄弟さん→平野ノラさん(藤原と同期)の手紙→キサラギさんです!」



なるほど。



四千頭身のとこが平野ノラの手紙になったってことね。



全然問題ない。





楽屋のモニターを見るとガッツマンと同期でオープニングトークをしていた。





最後ということもあっていつにも増して盛り上がっていてもう爆笑の連続だった。




あ。




直感が走る。







「これやばいかも。」







あんなに自信あったのに。


急になんとなく物凄くすべるかもしれない気がした。




やだ。



藤原の最後のライブですべりたくない。





その後ゲストのコーナーに。




八田荘さん。土佐兄弟。




めちゃくちゃウケてた。しっかり華を添えてた。





まずい。



ちょっとまずい。



だからもう全部想定しておこうと思った。



出て想定通りウケたらもう勢いのままに。


想定外にスベったら


「おーい!!話が違うじゃないか!!」



でヤマトの首でも締めて帰ろう。




舞台袖に移動した。






ステージでは平野ノラからの手紙がヤマトによって読まれていて笑いあり感動ありのとてもいい雰囲気だった。




いよいよだ。

 

大丈夫。どちらに転んでも準備はできてる。



そしてヤマトがフリをしっかり立ててくれたあとに



「それでは最後のゲスト!この方です!」




意を決してステージに飛び出た。
















ややウケだった。







「おーい!話が違うじゃないかー!」



というほどすべってもないし


爆笑の勢いのままにいけるほどウケてもなかった。





全くの想定外。




そうだ。


咄嗟に打開策が出てきた。


藤原が


「なんで最後こいつらなんだよ!」

って顔してれば

「なんだよその顔!来てやったのに!」


ってできる。


これだ。



パッと藤原を見た。










なんか嬉しそうだった。




もはや


「わー!キサラギさんだぁ!」


って喜んでた。




違う違う。




「ハナコさんじゃないんかい!」



が欲しいの。




なにすんごいニコニコしちゃってんの。






ヤマトが



「え!藤原最後意外じゃなかった?!」



と聞くと藤原は言った。
















「まぁスカシてくんだろうなとは思ってたよ」





【スカシ】失敗。




あの藤原が【スカシ】を見破るなんて。


しっかり10年お笑いやってたんだな。









楽屋にいると見に来ていた先輩が言った。




「お疲れ!多分スカシてくるってお客さん全員わかってたで!」








お客さんもかい。




ややウケは「でしょうね」のやつでしたわ。







僕らは出番が終わったら楽屋のモニターでライブを見ていた。




最後にガッツマンが漫才をやった。




漫才が終わるとエンディングの映像が流れた。




最高の映像。



楽屋の全員が静かに見守った。



映像が終わると自然と拍手をしてライブは終わった。





たくさんのお客さん

たくさんの同期、先輩、後輩

テレビ番組のスタッフさん

養成所の教務



たくさんの方々に見守られて藤原は芸人を辞めた。



愛されてたな。ガッツマン。






たっぷり藤原。




くも膜下出血で倒れて。






あの時点で考えることも多かっただろうに。



本当生きているだけでよかったと思ったけど

回復して、お笑いができるようになって

M-1準々決勝までいった。





すごいよたっぷり藤原。




心からお疲れ様と言いたい。



体には気をつけて。





あとはヤマトが背負っていくんだろう。








俺も少しだけ背負おうかな。









でもちょっと重そうだな。









なにせたっぷりだから。

(これからも友達!)






さて4月だよ!!!



今年もいい出会いがあるといいね!!!!



ではここで誰が興味があるかわからないダイエット報告ドカン!!!!



77k→74.6k



ついに75をきったんだ!!!




トレーニングとプロテインのおかげで大胸筋と大腿筋もどんどん発達してるし!!




マジ春!!!



って感じ!!!





ちゃお!!!