やぁ。トガシスト。




見上げれば





空があるし






隣には






富樫がいる。
(いつでもトゥギャザー!!!トギャザー!!)




昨日「A-STUDIO」に出演させて頂いた。




ご覧になってくれたトガシストにはありがとがし。




昨日見てたら物凄い温かい気持ちになった。
なんか親友の結婚式に参加しているような。不思議な感覚で最後には少し泣きそうになった。(ちょいきもだね!)






昔から『A-STUDIO』大好きだったけどまさかハナコの友人として出る時がくるなんて思わなかった。



話を頂いた時はとにかく嬉しかった。嬉しさしかなかった。
だって鶴瓶さんと話ができるんだ。
同期のハナコの為ならよろこんでだ。






約1ヶ月前。






TBSの広い会議室に案内してもらうとスタッフさんが

「こちらでお待ちください」

と言うので一人で待ってたけどどうしてもソワソワするのでスタッフさんに

「今日どんな感じですか?」

って何度も聞いた。
まぁまぁ迷惑だったと思う。




「まもなく鶴瓶さんお見えになります!」


というスタッフさんの声が聞こえて頭の中で何度も鶴瓶さんが入ってきてからの挨拶のシミュレーションをした。

「はじめまして。ワタナベエンターテインメント所属10年目の、、」


何度やってもソワソワする。


足音が聞こえた。



くる。





「、、、やでほんまに。自分岡部の親友やろ。お前が考えたんやもんなぁ。いやぁおもろかったわぁ。」



鶴瓶さんが話しながら入ってきた。


もうなんなら廊下から自分と話していたかのように。まるで続きを話すかのように。 


そして挨拶する間もないまま話し続け、流れるように椅子に座った。


あまりにナチュラル。



初めて見た鶴瓶さんはこんな表現しか出来なくて悔しいけど、神様みたいだった。





軽い挨拶を済ますと鶴瓶さんは改めて

「お前が設定考えたんやろ[つかまえて]のネタ。一番おもろかったわ。」


と言うと


「俺ハナコが売れる前から今までのネタ全部見たんや。」

とおもむろにバッグからメモ帳を取り出した。

「これなんかおもろいよなー」

と見せてくれたメモには結成初期からのハナコのネタのタイトルがビッシリと書かれていて驚いた。


昔ロッチのコカドさんが言ってた「鶴瓶さんはメモ魔やねん」の言葉は本当だったんだと感動した。



それからは2人でハナコのあのネタがこのネタがと話した。
その間は相手が鶴瓶さんというよりはお笑い好きの先輩と話してるぐらいリラックスして話せた。


「でもどのネタよりお前の設定のが一番俺は好きやったな。」


自分のネタなら「ありがとうございます。」と胸を張って言えるんだろうけどあくまでもほぼハナコのネタだしなぁと、恐れ多くて

「僕は設定だけであとは全部ハナコの力で。本当すごいなぁと思います。」


と恐縮すると



「いや富樫。設定が一番大事やねん。ゼロイチや。」



もうなんと返していいか全くわからなかった。




「そんな設定考えれるお前は今調子どやねん。」



と言われ現状を赤裸々に伝えると


「なにしてんねん!」

と。

それからは自分のこと、相方はどんな人間か、どんなネタやってるか。


「ホンマはハナコの話をせなあかんねんけど」



と言うとそれから鶴瓶さんは僕のこと僕らのことをひたすらに30分ほど叱咤激励し続けてくれた。



自分も最近思うこととかそんなの全部話した。話せてしまったというか。


きっと鶴瓶さんだからだ。



対面すると吸い込まれるようで。
あんなに大御所の方なのに僕が少しでも話し出すと「うんうん。」と聞いてくれる。


鶴瓶さんはズバズバと僕にハッとするようなアドバイスをしてくれたあと


「わしゃ占い師か!」


と笑いながらおどけた。



途中神様みたいな占い師に少しだけ褒めてももらえた。


夢みたいだった。

普段生活してて自信をつけれることはないけど今回ばかりは自信にしてもいいと思った。





あの日の対談の1時間弱。

鶴瓶さんに言っていただいた言葉。
鶴瓶さんの所作。
鶴瓶さんのバッグ。
鶴瓶さんが飲んでいた水。
鶴瓶さんのケータイ。



全部覚えている。しっかり頭に胸に刻まれている。忘れるわけもない。



思い出すとまだつんざくような熱が体を駆け巡る。





数年前に岡部から届いた

「あの設定もらえないかな?」

という一通のLINEが僕を鶴瓶さんへと繋げてくれた。







ハナコ、ありがとう。
(またバーターでいいから営業いこうね!)




僕は自分の事で自慢できることはあまり無いけれど。
周りの人達は自慢できる友人、先輩、後輩、同期ばかりで幸せ者だ。




また鶴瓶さんに会いたい。いや会わなければ。スタジオで会うんだろ。今度は。



「岡部と組んでおいたらよかったんじゃないのー?」と言われないように。


あの時の自分の判断が正しかったといずれ認めてもらえるように。

なんにせよ自分次第。
今後もひたむきに泥臭くやっていこう。






帰り際。





最後の挨拶をすると鶴瓶さんが現場にいらしたプロデューサーさんに

「なぁ。キサラギもお笑いの日に出したってや。」


と言ってくださった。なにげなく。さらっと。

なんてことだ。こんなチャンスない。


鼻息が荒くなる。

こいこい。たのんます。プロデューサーさん。




プロデューサーの方は





「、、ははっ」



とひきつった顔で笑ってその場は終わった。





そう。チャンスは自分での力で掴み取るんだ。





さぁ、今日も頑張ろう。




あと


『A-STUDIO』出させてもらえてもうそれだけで感謝してもしきれないんだけど。




一つだけ。





こんな時に







鼻怪我してるもんかね俺。。




さぁ!!



今日は!!




洗濯でもしようかな!!!!ちゃお!!