やぁ。トガシスト。
夏、楽しめた?
全然?
じゃあ
秋たのしんじゃえ。
最近はライブもめっきり減って。
ひたすらやみくもに半沢直樹のモノマネに取り組んでいるのだけど。
「似てるね!」と「ずっとただの富樫だよ!」の意見が綺麗に半々くらいで。
でもどっちもそれなりに楽しんでくれてるようなので反応があることに感謝してますありがとがし。
自分には相方がいて。名前は上野といって。
出会ったのは18歳の調理師の専門学校で。
そこから考えると15年の付き合いになるんだけど。
友達の5年を経て23才で養成所に入ってコンビを組んだ。一緒に8年も暮らした。
コンビを組んでみたら友達だった時は知らなかったいろんな部分を見ることになった。
それは決していい部分ではなく。
だらしないところ
卑屈なところ
その割にプライドは高いところ
他者を批評するところ
羅列したらまだまだ出るけどこれはコンビ間じゃなければ気付かなかったところだ。
逆にいいところもある。それは自分が持ち合わせていないものだ。
天然で(本人はまるで認めないけど)
急に突拍子もないことを言ったりやったり
それが原因で肝を冷やしたことも多々あるしたくさんすべってるとこも見たことがあるけどそれが要因ですごいウケてるのも見たことがある。たまに。
自分個人としてはコロナ中もドラマのお仕事であったり他にもちょくちょくありがたいことにお仕事を頂けてこのコロナ禍の半年間もわりと充実した時間を過ごさせてもらえた。
コンビとしては自分のスケジュールの都合で半年ほど事務所ライブに出れなかった。
すこし申し訳ないなと思いながらこれはもしかしたら上野が個人としてついになにかを始めるキッカケになるんではないかとワクワクもした。
とにかく今までなにか自分から発信することをしてこなかった彼が
「ラップ好きなんだったら一年くらい毎週ラップ動画あげてみなよ」と言ったら「やってみるわ!」と言って4週でやめた彼が
「なんでラップ動画やめたの?」って聞いたら「誰が見んだよ!」って逆ギレしてきた彼が
ついになにかを始めるんじゃないかと。
「誰が見んだよ!」というのは逆に言えば誰も見てないからこそチャレンジしやすいんじゃないかと俺は思うんだけどな。
なにか上野が始めたら見ちゃうけどなー。そして彼という人間を皆さんに知ってほしいなー。
そう思っていた。
でも自分がドラマに取り組んでいる間になにか上野が発信することはなかった。
これには「どうせ俺なんか、、」が口癖の圧倒的な劣等感が邪魔をしていると思った。
なにか始めるのは確かにリスクがつきものかもしれないけどリスクなくしてリターンはない。
なにかを始めて成功体験を経て変な劣等感を取り払ってほしいと願った。
もうなんなら発信でなくても趣味に没頭するとか友達増やすとか軍団を作るとかなんでもいいからやってみてほしいとさえ思った。
そんなある日先輩の人に言われた。
「なんか上野から大喜利やりましょうよって言われたんだけど」
え?とおもって
「配信するんですか?」と聞いたら
「いやプライベートでらしい」
プライベートの大喜利ってなんだよと思いながらもなにかを始めたことに驚いた。
相方に
「プライベートで大喜利やってんの?配信しないの?」って聞いたら
「うん。知らぬ間に大喜利めっちゃおもしろくなってたら面白いかなと思って」
理屈はよくわからなかったけどなにかやってることが嬉しくなった。
後日YouTubeのトーク収録していたら
「なんか最近インスタで半沢やってますね、あなた」とポロっと言われた。
あれ?たしか何年か前に[周りの芸人が楽しそうに打ち上げや旅行などの光景をインスタにあげてるのを見るのがつらい]というキモい理由でインスタ辞めたのになんで知ってるんだろうと思った。
「俺のインスタ見たの?」と聞くと
「実は、、
裏アカでインスタ始めちゃいました。」
激キモだった。
表でやれよとおもった。
裏アカで仲の良い芸人や好きな芸能人の近況をチェックしてるらしい。
なかなかクレイジーだ。
でもこれもまぁなにかやりだしたということか。大きく見れば。かなりキツイけど。
そして先日。
ネタ見せの日に楽屋で急に
「実は富樫さん。」
となにか言いたげに近づいてきて「なに?」と聞くと。
「俺パソコン買ったわ。」
とかなりのドヤ顔で言ってきた。
「なにするかとかは決めてないけど買ったら何かするかなとおもって」
これはすごいことだ。いつもなら腹の立つドヤ顔もなにもかも許せる。大きな進歩。
買ったことに感動した。必死に彼ももがいているんだ。
抱きしめようと思えば抱きしめられたけどかなりキツい画になるから自粛した。
でもまぁ買って終わりなのかなーと思ったら
後日。
「YouTubeチャンネルのパスワード教えて!」
と。喜んで教えた。
それから3日後
配信だ。驚いた。やりだした。リンクが貼れてないことすら初々しくていい。
自分は麻雀まったくわからないから引きがあるのかとかわからないけど確実になにか歩み出してるのはわかった。
チラッと配信を覗いてみた。
「クリクリ、、クリ、、」
ずっとマウスを転がす音だけが続いていた。
実況の声も野球場のウグイス嬢ばりにエコーが効いていた。
最終的には
でもこれは長いこと上野という人間を見てきた自分からすれば大きな大きな一歩だ。
鼻で笑うやつがいたとしても続けてほしい。俺は笑わない。いや笑うべきとこは笑うけど。
このコロナの中、確実に彼は変化している。
歳を取るとどうしても変化を恐れる。
挑戦しなくなる。
すぐにブレーキを踏む。
なかなか変われない人も多い中
なかなか変わらないだろうなと思ってた相方が変わりつつある。
俺はどうだろう。
もっともっと頑張らないとな。
そう思いながら。
今ベッドの中にいる。
さぁ!!!
特に告知もないから!!!
最近ハマってる家系ラーメンあげるね!!
千葉の杉田家さん!!!
どかん!!!
ちゃお!!!