やぁ。
いつだって
TOKYOと富樫は
君の味方。
昨日ハケンの品格最終話が放送された。
約一週間前にスタジオで助監督さんの
「営業一課、藤堂役、富樫さん!オールアップでーす!!」
の声が聞こえて花束をもらった時。すごい寂しかったけど。
最終話が終わったらこれまた違った寂しさがある。
でも寂しさと共に同じくらい安堵感もある。
もし自分が感染してしまったらと毎日それなりに緊張していた。
出演者、スタッフみなさん一緒だと思う。
特に徹底した衛生対策をとって頂いたスタッフさんには頭が上がらない。
本当にお疲れ様でした。
自分にとってはもちろん初めてのドラマ撮影で。
緊急事態宣言中の自粛期間も気持ちを保ち続けれたのは「ハケンの品格」のおかげでしかない。
撮影現場は中断前と中断後では全く違う世界に変わってしまったけれど今思えば両方を経験出来たのはとても貴重だったと思う。
撮影に参加した一番最初のシーンはまだ肌寒い頃の三崎口の漁港で。
七輪を持った大前春子にしどろもどろになりながらついていくというシーン。
本当にドラマの現場にもしどろもどろだったからめちゃくちゃリアルな演技できてたと思う。
あの時に初めてお会いした勝地さんはもうその時にはすでにみんなの名前を覚えてくれていたうえに
「まだネタは見れてないんですよ。すみません。」
とおっしゃってくれた。本当に最初から最後までナイスガイだった。俳優さんってこんなにカッコいいんだって思った。
塚地さんに関してはもはやなんと御礼を言っていいのやらというレベル。本当にいつも空気を作ってくださって。塚地さんのせいで何度も本番笑いそうになった。危なかった。
もうレギュラー社員はみんな塚地さんが大好きだ。これからもずっと。
吉谷彩子さんは最終日の空き時間にマンマーレのひろと2人でサッカー選手しりとりをしてたら
「私も混ぜてくださーい!」
という事で3人でしりとりをした。
「び」でターンが回ってきた吉谷さんが答えれず散々悩んだ末に
「ビッチストイコ!」
とストイコビッチの事を業界用語風に言っていた。もう吉谷さんに言われたらこれから俺の中でストイコビッチはビッチストイコだ。いい思い出。
中村海人さんは信じられないくらい腰が低くて僕らのようなキャストにも道が狭い時は「どうぞ。」と譲ってくれたりしてなんて好青年なんだと思った。
それからTravis JapanのYouTube見たりして今ではすっかりファンだ。
山本舞香さんと杉野遥亮さんは自分はお話しする機会こそ少なかったけどいつも元気で天真爛漫で少し天然だったりするところが現場の随所に出ていて和ませてくれた。
本当にかっこよかったし綺麗だった。
大泉洋さん演じる東海林さんは途中から自分たちのいる営業一課の課長になって目の前でお芝居を見れたことがなによりも幸せ。
営業課が説教されたシーンではあまりの迫力に帰りのタクシーの中でも思い出しては少し汗をかいたのを覚えている。
舞台をやりながらドラマの撮影。自分なんかでは想像できないほどハードだったと思います。
レギュラー社員役のみなさん。
芸人、俳優さん入り交じって最終的に離れたくないぐらいの関係になれた。ドラマってこんなに仲良くなれるんだなと思った。
金八先生とかオールアップの時全員泣いてたんだろうな。きっと。
本当に楽屋でもたくさんミニコントとか無駄話付き合ってくれてありがとうございました。これからも仲良くしてください。
そして篠原涼子さん。
感じたことを書いたらキリがない。
とにかく言えることは
いろんなドラマの現場があるのだろうけど初めてのドラマの現場の座長が篠原さんで本当によかった。
最終日クランクアップ後にスタジオから出るレギュラー社員一人一人に笑顔で
「お疲れ様!」
と言ってくれた。
あの笑顔だけでもう本当に参加させてもらえてよかったと思った。全てが報われた気がする。
中断期間を含めた半年。
本当に幸せな時間。
地上の空気を長いこと吸わせてもらいました。
オールアップした次の日は
早朝からのアルバイト
キングオブコント二回戦
無観客配信ライブ
と一気に地中に顔ぶっこまれるような1日でまだまだここが居場所なんだなと痛感。
またおいしい空気が吸えるように頑張りたい。
なにせ13年前、まだ調理師だった20歳の時に夢中になって見ていたドラマに13年後少しだけど出れたんだ。
人生なにが起こるかわからない。
まさか
オールアップでーす!
なんて言われて花束をもらえる人生は想像していなかった。
もっともっと高みを目指してまた美味しい空気を吸えるように。
やるっきゃない。
というわけで!!
特に告知することも無くなったので!!
またなにかしらやってくね!!!!!
そして仕事もください!!!
どこまででもハケンされますので!!!
ちゃお!!