一年半所有したFを手放すことに。
手放すんだ、Fなんて書く必要もないか。
2023年型、最終のフェラーリF8トリブートだ。
純内燃機関、最後のミドシップ。
これを手に入れたくて、2年以上待った。
正確には、最終型が欲しかったので、
ディーラーにそれまで待つと言ったので、
2年以上待つことになったのだった。
フェラーリの納車は各別だ。
あの日のことは忘れられない。
850km、慣らしを終える前にドナドナだ。
肉体的に速いクルマに乗れなくなるまで
乗ろうと思っていたのに。
フルオーダー、700万以上のオプションを奢ったが
一点、イタリア側がミスをしやがって……
ディーラーの対応も腑に落ちず……
ずっと引っかかっていたのだ。
ポルシェ派の戸賀だが、
フェラーリのフルオーダーだけは、
フェラーリに分がある。
段違いだ。
でも、間違えられたけど(笑)
欲しい人が出てきてくれた。
かなりいい値段で取ってくれることになった。
だから売ることにした。
これは友人の松淵君無しでは進まなかった話だ。
改めて、ありがとうです！
昨晩、最後に乗ろうと思ったのだが、
雨天未走行、そのまま次のオーナーに継承したい。
手放すから汚れてもいい……そんなこと出来なかった。
もうフェラーリに乗ることはないと思う、多分。
俺が嫌いになったんだけど、
どこかで別れなきゃいけない関係だった。
若い頃、そんな女がいませんでした？
戸賀には二人いたかな(笑)
オーダーしても間違えられるなら
吊るしで好みに近いタマを買った方がいい。
イタリアらしい？フェラーリらしい？
そのように妥協出来なかったのだ。
興味がない人にはわからないだろうなあ。
慣らし運転でも興奮できたエキゾーストノート。
あれも忘れられない。
排気音だけは、間違いなく世界一です。
松淵君がいて助かった。
恩人だ。
松ちゃん、いいことあるよ。
