おはようございます。

まだ寝足りませんが、
オジサンは忙しいうちが華ですね。

以下、トガナリ。スタッフの田村の失敗談です(笑)
若さっていいですね。
読んでやってください。



トガブロ。読者の皆々様、お疲れ様です!
オフィス戸賀のオフィシャルサイト
『トガナリ。』スタッフのタムラです。
もとい、先日大き目のミスをかましたタムラです。
(先に言わせてください、申し訳ありませんでした!)
 
どんなミスかも含めて、今回起こった事件?を
お伝えすべく、筆をとった次第です。
※皆さんに笑っていただくことで、
ミスが「結果オーライ!」になります故……
温かい目で見守っていただけますと幸いです。
 
戸賀編集長の高貴な慈善意識から出発した
【がんばろう能登!】プロジェクト。
「毎週チャリティ」も、スタッフの予想を
大きく上回る好スタートを切りました。
チャリティオークションに拍車をかけれるように、
タムラも意気揚々と企画会議に向かったワケです……
 
その日は珍しく、
オフィスではなく代官山集合でMTG。
編集長のお腰のために、長~いおみ足があるからと
せっせと“高めのイス”を探しておさえておきます。
用意しておく飲み物は、
できれば甘いカルピスが喜ばれますが(笑)
到着時間をおおよそ逆算して、
タイミングでカフェオレを注文しておく。
(……と良いのでしょうが、
なかなかできないのが目下の悩みです)
 
印刷してきた会議資料を広げて、到着間際にお出迎え。
このあたりは、超多忙な編集長の負担を
なるだけ抑えて想いもよらぬ、
斬新企画を引き出すため当然の下準備です。
(いや、この後に待つ恐ろしい体験のために、
今は“持ちあげて”おきたいのです(笑))
 
 
打ち合わせも終わりに近づいた頃、
いまトガナリ。編集部で
ホットな「毎週チャリティ」の話題に。
元より慈善意識の高い編集長。
“こうしたら注目される”
『こういうモノ出しても面白いんじゃないか?』
熱を入れてお話するうち、
いつも通り次の予定時間ギリギリに!
 



「あ、それとこれも出品しようと思って」



出がけにサラッと渡されたのは、
その日編集長が身に着けていた腕時計!
トガブロ。でも度々登場しているゴリラウォッチです!

みなまで言わずも分かっておりますよ! 
オフィスで撮影して、
Yahoo!オークションに出品せよ、とのこと。
代官山からオフィスまで、
電車で30分もかかりませんので
イージーなミッションでございます……
 
その日は元々、
オフィスで他の出品アイテムの撮影と、
戸賀史上初となる配信企画
『トガLIVE』2回目の準備もする予定でした。
途中、カフェで雑務をやっつけて
(スマホゲームにうつつを抜かしたような、
なかったような……(笑))
 
奇しくもその日は金曜日。
夜は、皆さんご存じ七鳥目(会食)なのです。
予約の時間から逆算して、
業務報告をするなら(お褒めの言葉をいただくのなら)
だいたいこのくらいの時間までにと“あたり”をつけて
割とせっせとオフィスに向かいます。
 
オフィスについて、息つく間もなく撮影開始。
どう撮影すると魅力的に見えるのか?
編集を生業とする者として、たまにこだわりつつも
迅速かつ丁寧にさばいてゆきます。
そうだそうだ、
先程預かったゴリラウォッチもお忘れなく……
腕時計入れたバッグをまさぐったのですが……
 
あれ?
んん………、おかしいぞ(ない)
 
そんなワケありませんよ(苦笑)
代官山からここまで30分かからないのですから。
確かに途中でカフェによったけど、
PC出したくらいで一瞬でしたし。
 
バッグの中身を全て出して、
冷や汗でびしょびしょになっている僕を見て
ようやく周りのスタッフが異変に気が付きます。
タムラさん、どうかされましたか?
 
自分でも信じることができない事態に、
魂が半分抜けてしまいながら状況を説明しました。
警察に連絡したのか? 
駅や、立ち寄ったお店に連絡したのか?
親身になって聞いてくれましたが、
触らぬ神に祟りなし。
ご迷惑をかけるわけにもゆきません。
 
いや、一旦大丈夫です(汗)
やるべきことを終わらせます。
 
そう言いながら、
ほとんどやることは終わっていたので。
来た道を戻りながら、道端に落ちていないか?
大走査線が火蓋を切りました。
あんなに目立って、重たい時計を
まさか落としたなんてことはあり得ませんよね。
編集長の顔が思い出されます(汗)
 
 
 
カフェにも駅にも連絡をして、
途中にあったコンビニのゴミ箱も、
念のためチェックして……
時計雑誌の編集長の肩書きも持ち、
時計の品評会審査員長も務めていたレジェンドの、
ガチ私物な腕時計をなくしてしまった……
しかも、トガナリ全額チャリティに出品するものを……
 
スリの可能性もあるのでは?
 
心優しいオフィスの方々が、そう言ってくれるのですが
ウォッチを入れるは肩掛けタイプのトートバッグ、
手が忍び込むスペースなどございません(汗)
つまり、スリの可能性は限りなくゼロなのですが、
気まずくてそんなこと言えたもんじゃありません。
 
不測の事態が起きたら、
発覚時点でまずは本人に連絡をするのが常識。
非常識なタムラがそれに気が付いたのは、
オフィスから駅までの道を2往復くらいした時点(汗)
ハッとして、グッと涙をこらえて
編集長に連絡することに……
 
…いや、なんて言えばいいの!?
 
さっきまで会っていた方に、
さっきまでしていた腕時計がなくなったと?
もしかして僕は、時計を受け取ってなかった?
はたまた編集長が、まだ持っていたり……?
それはないよな……
 
どう解釈しようとしても、
自分に都合のよいストーリーは生まれてこずです。
時計に目を配ると、
つけていた“あたり”の時間をちょうどまわる頃。
編集長が、もう会食に入ってしまう時間です!
慌てて電話するも、当然の如く直の留守電……
ひとまずLINEを送ることに。
 
「ミスを犯してしまいました。
直接話したいので、
会食終えられましたら教えてください」
 
こんな僕にも普段、
気を使いまくってくださる編集長のこと。
もしかしたらすぐに折り返しがあるやもしれぬと、
一旦オフィスで息を整えましょ……
くらい(ものの数分)で、LINEに返信が!
それは、この世で最も恐ろしい2文字でした……
 


「なに」
 
長らくメディアに携わる戸賀編集長です、
LINEといえども物事を伝えるのに
装飾的な言葉はお使いになりません。
明らかに“電話する暇はない”というメッセージは、
僕でなくとも、
そしてみなまで言わずとも分かるはずです(汗)
この手の返信は即座に返すのが、
太古の昔から決まっている当然の、
暗黙のルールでしょう。
とはいえLINEでは、このびっしょりかいた汗も、
バッグの中身が散乱した
オフィスの様子も伝わりません。
もちろん、言い訳のしようもないのですが。
 
「先ほどお預かりした時計を、紛失してしまいました」
 
とにかく謝罪。
心の中では土下座をしてます。
(※この6倍くらいの長文送りましたよ)
 
今度は、ものの数分といかないでしょうから、
正座をして、編集長の返信を待ちま……
くらいで、またもや返信が。
 
お次は世界で最も……優しい2文字だったのです。
 
「許す」
 
なんとお優しい……
(正座していた、というのはウソです。すみません)
 
しばらく頭の中が真っ白になりながら、
時間も時間で帰路へつきました。
暗くなった駅までの道を、
スマホのライト片手に捜索します。
このままでは帰れませんから(汗)
 
「安い時計でよかったよ、
タムラには世話になっているしね」
 
あれ、雨降ってきた? 
なんだか文字が濡れて見えないや……
いつもまでも探しているわけにいかないので、
“挽回の仕方を考えよう!”と心に決めつつ、
紛失届を出しに駅前の交番へ。
 
え~っと……特徴が非常に酷似している腕時計が
ちょっと離れた駅なのですが、届いています。
 
!?!?!?
 
編集長の心の広さに感服していたこともあり、
おもわずビックリ。
落とし物を届けていただいた拾い主の優しさと、
日本警察の情報ネットワークのスゴさに、
喜びが時差で襲ってきて……
交番の中で大きくガッツポーズをしました(笑)
 
【お預かりしたモノを紛失してしまった】
という事実は残りますから、編集長に改めてご報告。
後日、警察署に時計を取りに行きましたが
もう二度と同じ失態がないよう
バッグに入れずに、腕に巻き(笑)
オフィスまで運びました。
 



腕に巻かれたオレンジのゴリラウォッチは、
編集長の優しさや、自分に対する憤りといった
「高級感」だけではない
特別な重みが乗っかって、それはそれは……(笑)
 
事なき、とはいきませんが
編集長の大事なウォッチ、
能登半島に寄付するためのウォッチは
タムラのせいで九死に一生、
改めてYahoo!オークションに
出品されることとなりました!
 
タムラは思いました、
戒めにこのウォッチは僕が落札したいな……!
 
当然、毎週チャリティは慈善事業の一環です。
僕よりも、1円でも多く寄付できるのが
良いに決まっています。
なので、できる範囲ではありますが
入札(寄付)に助力できればと
堅く心に誓ったタムラなのでした。


タムラの原稿をそのまま載せました。
昔ならパンチ一発くらい入れていましたが(笑)
嘘です、可愛いタムラなのです。


そんなわけで、ゴリラウォッチ。
もちろん、機械式腕時計だ。
戸賀のラッキーカラー、オレンジのそれを出品します!
能登の皆さんのために落札を宜しくお願い致します。