おはようございます。
毎年、最低1本は腕時計を買っている。
さて、今年は何にしようか。
候補が数本あって困っていた。
中でも戸賀が目をつけていた筆頭株は「HYT」だ。
第二のリシャールになると、
本気で思っています。
HYTは、スイス・ヌーシャテルで、
2012年に創業したブランドだ。
まだまだ若造だけど、侮ることなかれ。
時計業界ではタブーとされ続け、
誰も実現し得なかったアイデアを、
見事に実現して見せたんだ。
そのアイデアとは、
「液体」を時計に使用するということ。
アラビックの数字の内側に緑色の線、
これ、特殊な液体なんです!
スポーツウォッチに液体だぞ!
びっくりするでしょ?
「絶えず流れる時間、
それを流動性ある液体で表現できないか」という
夢のある構想を具現化した。
時計、医療、化学、物理学、宇宙工学などの
多岐にわたる分野のエキスパートが集結し、
約10年をかけて開発したんだと。
液体は、温度や気圧に弱い。
新生HYTは、その弱点を見事に克服し、
世界で6つもの特許を取得している。
液体が時針、分針は機械、
10時位置には、秒針もあります。
ゼンマイが液体を押し引きするようになってるんだ。
どこから見ても、見入ってしまう。
最高峰の時計技術と最先端医療技術、
さらにはNASAが開発した宇宙工学部品も使うことで、
0.4mmのプレキシガラス製
キャピラリー内(毛管)の2種類の液体が
針の代わりができるようになった!
さらに、流体式ムーブメントには、
インスリン注射器などを製造する医療機器メーカー
『PRECIFLEX(プレシフレックス)』の
技術力も活かされている。
コレクションは、3つある。
まずはこの「ハストロイド・コレクション」
時計職人たちの独創的な芸術性と、
夢を詰め込んだ、傑作時計。
ムーブメントには
「HYT」の心臓部分とも言える「カム」を採用。
液体、5時と6時の間の位置にいるよね。
「カム」を使用することによって、
この液体を表示することができるんだ。
-40℃~60℃の範囲内で
精度を保つことができるし、
気密性は、100m防水のダイバーズウォッチの
なんと1万倍なんだそう。
ハストロイド、この2色で悩みまくった。
主張が強いグリーンにするか。
渋めのサンドベージュか。
こいつを選択したのです!
水曜日、東京で唯一の取り扱い店舗、
ベストイシダで悩んでいたのですが……
思わずサインしてしまったのです!
イシダには色々置いてあったのです。
やっぱり比較って大切だね。
どうですが、戸賀のHYT、
戸賀のハストロイドは?
超複雑系をカジュアルに……
こんなに贅沢なラグスポは他にはないだろう。
出番、上がりますよ!
HYT、ハストロイドを宜しくです!
新たなアイコン的存在となっている
「ムーンランナー・コレクション」
ムーンフェイズ・ウォッチだ。
手巻きの機械式ムーブメントと、
最先端の部品を使用、
さらにはメカフルイド技術(Mecafluid Technology)を
採用することによって、
クラシックと洗練された科学技術を見事に融合!
これも、類を見ないだろう。
ここに、昨年のWatches & Wondersで発表された
「コニカル・トゥールビヨン」
ドイツの時計職人、
ヴァルター・プレンデル氏が開発した、
傾斜バランストゥールビヨンから
インスピレーションを受けたんだって。
これは戸賀の手には届かないトゥールビヨン。
本体の中心部に搭載された
トゥールビヨンの回転によって、
二重運動効果をもたらす。
傾斜度が30度のスプリングバランス、
15度のエスケープホイール、
23度のパレットを持つトゥールビヨンの仕様は、
もう、圧巻としか言いようがない。
これが7000万ほどで買えてしまう。
もちろん安くはないが、
この希少性と未来への投資だと思うと安いだろう!
買えないほどの値段になってしまう前に……
リシャールのようになる前に、
どうしても欲しかったのだ。
そんなわけで、妻の説得もできた。
これからは堂々と着けます(笑)
これからも色々宜しくお願い致します!
HYT