寒くなりましたね。
自称「カシミヤの伝道師」の戸賀にとっては、
まさにカシミヤの季節!
今年は別注もあったし、
例年にも増してカシミヤな気分なんだ。
 
ほとんど毎日カシミヤを身に着けるし、
クリスマスには人に贈ることも多いのですが、
女性へのプレゼントとあっては、
ブランド選びにセンスが問われるものです。
 



昨年かなりウケが良く、
戸賀的に鉄板となったジョンストンズ オブ エルガン。
女子たちの憧れブランドであり、
創業225年!!!のカシミヤストールの雄だ。
 
スコットランド生まれのジョンストンズは
高品質なカシミヤの風合いと、
“本物”のデザインが魅力的なブランドです。

原毛の選別、買い付けから、
起毛などのフィニッシングまで
すべての製造工程を自社工場で行っているから、
200年以上ずっと品質を落とさず、
ずっと高い評価を得ることができているんだ。

クラシックなタータンチェック柄のストールは
街中でもよく見かけるけれど、
ジョンストンズのそれはどこか違った印象。
素材感が良く、色の出し方が上手だからだろうね。
どの柄どの色でも上品さをまとっていて、
ファッションに詳しくなくても
一目で良いものだとわかったりします。
だから贈り物にぴったりなんだ。



とりわけ今年の戸賀は“攻め”の姿勢。
昨年はブランドの象徴ともいえる
定番タータンチェックを選びましたが、
今年はソリッド(無地)が多めだ。
自分用に買ったソリッド(無地)の大判ストールが
とても使いやすかったんだ。
 


カシミヤ特有の光沢感が美しく映えて、
ドレープがエロジュアリーな印象のブラック。



ブラックのカシミヤストールってあまり見ない? 
意外に持っている人少ない?
意外性はプレゼントの極意。
それまで知らなかった世界を教えてくれる、
というのが結果を出す贈り物というものです。
 
 

確かな保温性と軽さ、品の良い風合いは

この絶妙な起毛加減がなしている。
ジョンストンズでは、
チーゼルと呼ばれる植物の実を使った
クラシックな起毛方法を
いまなお続けているんだってね。
一度にたくさんのストールを作れない
希少な方法ですが、
それゆえに他にはない極上の肌触り。
ジョンストンズの価値を実感できる魅力の一つです。
 


「ヘイズ」と呼ばれるトーンを落とした薄いパープル。
顔に近いところに巻くアイテムだから、
明るいトーンのストールはまず間違いないよね。

 
女性が合わせれば、
フェミニンさが品よく格上げされそう。



見た瞬間、乗っていたマクラーレンの色だ!
と思ったんだ。
贈る相手のことを考えるのも大事だけど、
自分が大好きな色を渡すのも
なんだかロマンチックな気がしませんか(笑)
 



定番チェック柄からも1本チョイス。
「ブラックスチュアート」と呼ばれる、
王家の為にデザインされたタータン。
多色使いのチェックだから
コーディネートが難しそうだけど、
本当は何色にも合わせられて、
一目で“お洒落”と印象付けられる万能柄だ。




ちなみに、今回選んだストールは前回同様
すべて「WA56」という大判サイズをセレクト。
190×70cmもあって、
女性ならショールのように羽織って使っても良いし、
部屋やクルマに一枚置いておけば
ブランケットとしても。
戸賀も旅やデートの時は、
妻のひざ掛けとしてかなり重宝しました。
 


ご多分に漏れず、自分用に(笑)
“攻め”の姿勢で、珍しい? 
カシミヤニットのストールです。

 
ジョンストンズと言えば、
前述のような「織り」の巻物だったのですが、
「編み(いわゆるニット)」にも
逸品、名品の予感がしたんです。
 
実はジョンストンズ、ニットの聖地と呼ばれる
スコットランド・ホーイックという地域に
「編み」専門の工場を持っているのだとか。
 



ただでさえ、カシミヤ自体扱いが難しい素材。
ニットに関しては、糸を何本で紡ぐか、
どのくらいの詰まり具合で編むかで、
巻いた時の印象が別物になる。
品質の高いニットを作るには、
職人の経験と熟練した技術が不可欠なんだ。
 



編みと織りだと、やっぱり弾力性が違うのよ。
同じ巻き方をしても、生地の立ち方が違う。
ギュッと巻くことも、ふんわり巻くこともできるしね。
ここまでお行儀良さげなニットは、
なかなか見たことないかも。
しかも、エアを含むせいだろう、軽くて暖かい。

最近では男性も大判ストールを巻く時代。
“攻め”の姿勢の、今年のセメトガ。
ジョンストンズのような格式の高いブランドなら、
安心して攻められるというワケです。


Johnstons of Elgin(ジョンストンズ オブ エルガン)
 
@johnstonsofelgin.jp