withモード、スポーティな流れが加速している。
今やミシュランにだって短パンで行けてしまう時代だ。

ビジネススーツがマストな場面も、
だいぶと減ってしまった?
でもやっぱり戸賀はスーツが大好きなんですよね。

男にしか着ることができないからこそ、
やっぱり一番カッコよく見せてくれる
アイテムだと思うんです。

とはいえ、普段は楽だから
半袖ニットや短パンを着ますけどね。
だからこそ、特別な時にスーツを着たい。
そんな楽しみ方もありだなと、最近思うんです。
いつもどカジュアルはありえないぞ。

ってことで、
秋冬に向かって、仕立ててみようかと。


銀座のテーラー、ファイブワンに来ました。

チェルッティの加賀美社長、米田さん、
ファイブワンの泉店長と。


早速採寸。


左が気持ち撫で肩なのを見抜かれた(笑)

丁寧に生地から選んで、
自分の身体にビタッと合わせて、
最高の一着を仕立てる。



せっかく仕立てるなら、
超ラグジュアリーなものをってことで、
イタリアの超高級生地チェルッティを!
Lanificio Cerruti(ラニフィチオチェルッティ)で
作ってみようかと。

それで、わざわざ加賀美さんと米田さんが
立ち会ってくれたってわけ。
いい人だよなあ(涙)

早速ジャケット用のバンチ「oxygen」から選んだ。


ラニフィチオ チェルッティは、
1881年の創設!140年もの歴史を誇る
イタリアの超老舗生地ブランドだよ。

これだけでもすごいんだが、
このブランドの源流は実はもっと前からあってね。
会社として立ち上がったのは1881年だけど、
1870年代にはもう、
ジャケットを作り始めていたらしい。
そこから考えると150年!
すごい歴史だよな。

工場は創設当初からずっと変わらず、
北イタリアはビエラの中心部にあるんだ。
その工場で、原毛から最後の仕上げまでを
一貫して製造、管理している。

アントニオ・チェルーティが創設して、
家族で堅実に経営をしてたんだけど、
1950年に会社を継承した
ニーノ・チェルーティが強者でね。

会社初のアパレルライン「ヒットマン」を作って
世界の注目を集めたり、
1967年にはパリのマドレーヌ広場に
「Cerruti 1881」の1号店をオープンしたり。

経営センス、クリエイティブが素晴らしくって、
瞬く間に、世界中に知れ渡る
大企業に成長させていったってわけだ。

もちろん、デザインセンスもいい。
あのジョルジオ・アルマーニも
師事していたほどなんだよ!

アカデミー賞授賞式やカンヌ映画祭などの
世界的な大イベントでも、
信頼できるデザイナーとして支持されていた。

現在本人は、ファンション界から身を引いて
他の事業に精を出しているらしいが、
ブランドの勢いは変わらず。
創設140年記念の今年、
日本で再ローンチが決まったってわけなんだ。
そんな注目の生地ブランドなんです!

生地の専業メーカーだけあって、
そのラインナップは超豊富。
これだけあったら悩んじゃうね。


イタリアンっぽくしようと思った。


この辺で一番迷った。


グランチェックもいい。


大好きな千鳥系かな。


こいつにしました。

ダブル4つボタン、副資材抑えめで作ってもらいます!


チェルッティもここまであるんだね。


ボタンは左下の2トーンにした。


裏地。
このロゴは自慢になるね。


このグレイにしたよ。


TOGAは筆記体……まあともかく、

一から仕立てるからね、仕上がりはちと先だ。
「特別に早く仕上げます!」
特権は大好きです(笑)

ああ、楽しみ!
秋冬のファッションが楽しみになりました!


Lanificio Cerruti(ラニフィチオ チェルッティ)