おはようございます。
希須林の朝食を摂る前に(笑)
5月の満月は、咲き誇る美しさから
フラワームーンと呼ばれているそうだ。
自宅待機で空を見上げる機会も減ったが、
自然は変わらずそこにある。
この乱世で時を刻む時計にも美しい月の虹がかかる。
パルミジャーニ・フルリエ、
2020年新作『トンダ1950ムーンボー』
宝石の虹が包む、アベンチュリンの空。
星が散りばめられた夜空には、
フライングトゥールビヨンが静かに鼓動する。
『トンダ1950ムーンボー』には、
ベゼルに、月の虹(ムーンボー)と、
ダイヤルに、スパイラルギャラクシー
(渦巻銀河)を表現している。
「見ることを学んだ者が、芸術を手にする」
と言うのは、幼いミシェル・パルミジャーニが
父親から教えられたこと。
この言葉は「神の手」の異名を持つ創設者、
パルミジャーニ・フルリエの
ものづくりの哲学を要約している。
虹のグラデーションには、
青、ピンク、オレンジ、黄色のサファイア、ルビー、
ツァボライト、アメシスト、
計40石2.59カラット!
バゲットカットの宝石がベゼルを飾る。
それらは、数十時間に及ぶ労力と、
正確な職人技を要するジュエリーアートと言えよう。
時計師にとっての挑戦である
薄型トゥールビヨンムーブメントの開発にあたって、
パルミジャーニ・フルリエは、
プラチナマイクロローターを
ムーブメントのプレートに組み込むことで、
厚さ3.4mmという超薄型を実現させた。
ムーブメントは、見えないパーツまでが
美しい装飾で、手作業で仕上げられている。
マニュファクチュールが誇る機械工学における
知恵と技術を載せたこのモデルは、
外観には宝石職人の技術も際立って見てとれる。
しかも、流行りのスポーツラグジュアリーではなく、
モダンラグジュアリーな佇まいがいい。
着ける人を選ぶけれど。
金があれば、俺は本気で欲しい。
無理ですけど。
森谷、どう?
ミシェル・パルミジャーニが1976年に
修復の工房を開いてから20年後、
自身の名前を冠した時計メゾンが誕生し、
いつしかその中心には
修復のアトリエが据えられた。
パルミジャーニ・フルリエの業績は、
過去の作品が教えてくれることが根底にあり、
当時の技術的な課題に対して
新しいソリューションを提供することで
成り立っているんだ。
『トンダ1950ムーンボー』
・ムーブメント
PF517
自動巻き 超薄型フライングトゥールビヨン
パワーリザーブ48時間、
21600振動/時
・ケース
18Kローズゴールド
直径40.2mm、厚み9.4mm
ブルー、ピンク、オレンジ、
イエローサファアイア/
ルビー/ツァボライト/アメシスト
ストラップは、
エルメスのアビスブルーアリゲーター。
ダイヤのセッティングは、
身に着ける者を選ぶが、
このセッティングにしてスポーティなのが
パルミジャーニの成せる技。
一本を製作するのに長時間を要する
トゥールビヨンは、高精度であり、
時代を超えてその価値は高まる。
世の中が大きく変わる、この激動の時代、
腕時計は、道具か、資産的なものしか
残らない気がする。ましてや王朝の秘宝をも
修復してきた唯一無二の天才ブランドの逸品。
選ぶには悪くない一本だ。
戸賀が初めて手にするパルミジャーニは、
トンダ1950ムーンボーになればいいなあ。
なあ!森谷(笑)
時計は持つ人の人となりを表す。
こう見えてロマンチストなんです(笑)
「なんの話?」
おい。
パルミジャーニ・フルリエ