愛車にはほとんど乗ってやることができなかった。
今日もたらたらしか乗れなかった。
オドメーター、3900kmに到達せず。
長距離は嫌いだが、小旅行も行ってやれなかった。
せいぜいゴルフ場か、真夜中のドライブだった。


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ポルシェ911ターボSを、今夜下取りに出した(涙)
ポルシェセンター銀座の岡本さん、宜しくお願い致します。


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ターボSは、素晴らしいクルマだった。
ポルシェは9台乗ったが、一番いいポルシェだった。
とにかく速い。
0-100km、3.1秒。
ところが、それに慣れさせるものがあった。
991GT3(前期型)のほうが、0.4秒遅いが、
GT3のほうが、速く感じさせた。
怖いくらいだった。

乗り心地もよかった。
997カレラSよりよかった。
ちと重さを感じたが、しっとりした脚でよかった。
って、GT3がハードだっただけで、
今の911はすべて、スポーツカーとしては
極めて乗り心地がいい。

ターボSは、コーナーも速かった。
戸賀くらいじゃ、GT3より速く走らせられた。
4駆だから重い、遅い、
それはジャーナリスト級じゃないとわからないと思う。
昔乗ってた964カレラ4の“どアンダー”とは全然違った。
当たり前か。

911は、なかなか踏めない。
カレラ、ノーマルでも首都高じゃ踏めない。
広場で踏めても、公道じゃすぐオシャカだ。
996カレラ後期型で、何度も死ぬ思いをした。
デバイス入れときゃなんとかなるが、外したら最後だ。
他のクルマとは、全然違う。

ポルシェ911ターボSは、
4輪駆動をほんのり感じさせたが、
狙ったラインは楽勝だった。
4輪速舵のためか?
とにかく、こんなに速く走らせられた911はなかった。

文句を唯一つけるなら、エクゾーストノートだな。
もう一歩欲しい。
ちと高級車?が顔を出す。
スポーツモードを押して、まあいいかな?って感じ。
ターボならわかる、でもターボSだよ。
もっとワイルドにして欲しかったな。

それと感動したのは、セラミックブレーキ。
カリフォルニアのそれより明らかに効く。
暖まってなくても効いた。
暖まったらガツンと効く。
ブレーキダストもまあ出ない。

なにもかも最高だった。
手放す必要は?
ジュネーブでも言われた。
ミラノでも。
飽きたんじゃない。
もっと過激、ちと偏った?GT3の荒々しさが忘れられなかった。
とは言え、
ターボSは、ただの優等生じゃない。
でも、やっぱり脳みそ体育会系の方が戸賀には合ってた(笑)

個体の話だが、外装色と内装色の組み合わせが退屈だった。
外見は白。
まあ悪くない。
でも、内装色の黒はなかった。
そこは俺を飽きさせた。

世界一のポルシェは、ポルシェ911ターボSだ。
太鼓判を押したい。
ターボSは、世界一のポルシェだ。
でも、前期型991GT3が忘れられない。
最高の玩具だった。
攻めまくった時の気持ちののめり込みよう、
いつも夢中になれた。
音も良かった。
ただ疲れてると、その突き上げが臓物にも響く。
でも、たまにしか乗れないなら……
と、GT3が戸賀を呼び戻した。
また乗りたい。


いうわけで、
愛車ポルシェ911ターボSとは、別れることにした。
後悔は、もうしてる(涙)
さようなら、ポルシェ911ターボS。
俺が60になって金持ってたら!また乗るよ。