アリタリアはあまり好きじゃない。
まだエールフランスのほうがいい。
エコノミーでしか飛べなかった頃、
アリタリアではしんどい思いをした。
懐かしいと言えば懐かしいが、
飛行機嫌いになった
原因の一つでもある(笑)

でも、
週1だけ飛んでるミラノー成田直行便は、
かな~り快適。
それを往復なんて、幸運だ。

癖で取っていた通路側を、
窓側に変えた。
窓側でも、隣がいないレイアウト。
それならそうする。

仲良くなったドライバーのマッシモが、
カウンターまでついてきた。
チェックインくらいできるよ。
でも、
マッシモは、ついてきた。
マッシモが停めたISは、大丈夫か。
「No problem!」
めちゃくちゃいいやつだった。
なんだか日本人ぽかった。

そんなマッシモと別れるのは、
寂しかった。
ドライバーはドライバーでしかないが、
こいつは、めちゃくちゃいいやつ過ぎた。
運転は、俺のほうが上手いけど(笑)、
こんなにいいドライバーは初めてだった。
俺は英語以上にイタリア語を話せないが、
イタリア人は、
セクシーで女子好きなだけじゃなく、
ときたま、
マッシモのような体育会系の、
男らしいオヤジがいる。
俺の下手な英語とイタリア語に、
まる三日間も付き合い、
チップを受けとるのにも
毎晩かなり抵抗した。

マッシモは、
パスポートチェックの手前までついてきた。
泣きそうになった。
それは、
彼の思うおもてなしなんだろう。

おもてなしに、形やルールなどない。
相手が感動、歓びを得ることだと思う。
言語ではない。

日本人と、レクサスは、
おもてなしが性能の一つだ。
どんな人の心も掴めるはずだ。
俺はくそじじいだけど、
俺はBMWを愛してるけど、
俺もマッシモに負けない、
レクサスのようなおもてなしを
得たいと思った。
俺は日本人だ。
そして、
夫として、男として、
多少のくそがあっても、
腐った男にはなりたくない。

マッシモ、来年のサローネで!
じゃなく、
また会おう。
6月か。
握手が痛かった。

ラウンジに着いた頃には、
泣きそうになってた。
ばかか。
人と人の出会いや繋がりは本当にいい。
プロダクト以上の歓びがある。

レクサスの河辺さんもそうだ。
河辺さんの妹の和子が紹介してくれた。
和子にも感謝してる。
が、あっという間に、
河辺さんは、俺に不可欠なオヤジになった。
でかい会社にして、
こんなに機敏に動けるオヤジはなかなかいない。
でかい会社のやつは、
上司の顔色ばっかりみてるジジイばっかりだ。
河辺さんは違う。

俺のスケジュールが
そこしかなかったんだが、
河辺さんが手配してくれた往復直行便。
そこには、おもてなしが見え隠れする。
何気なく受け取ったチケット、
それはただのチケットじゃなかった。
今わかったよ。
情けない。

出張が続いて、
本当に疲れて、
なんだか嫌になっていたのが、
帰りのラウンジで
我にかえることができた。
恥ずかしい。

河辺さん、ご自愛下さい。
河辺さんのほうが、俺よりハードだ。

空きっ腹で、
ビール、赤、リモンチェロはいけない。
すっかり酔った。

西川、しっかりやれよ。
おまえはな、副編なんだ。
いいか。
俺の代わりだぞ。

奈津子、明日頼むな。
すまない。

酔いも止まらなかった。
ラウンジにいらした祐真さんに、
バレてなきゃいいな(笑)

機内で、
アンテプリマのいづみさん、
生駒さんにも会った。
楽しい帰り道になりそうですね(笑)


俺は人に恵まれてる。
人は俺の財産であり、
俺の先生でもある。


では、
AZ0786に搭乗、
マルペンサを発ちます。


レクサスの河辺さん、お先です。
本当にありがとうございました。
心から感謝します。

大盛況だったレクサスのサローネ。
624売りのMEN'S CLUBで、追いかけます。


レクサス
https://lexus.jp/