コードネーム930。
もちろんポルシェ911のことだ。


戸賀敬城オフィシャルブログ「南青山で働くメンズクラブ編集長・戸賀敬城のお茶目な社交&お買い物日記」Powered by Ameba
先日、某所でみつけた。
勝手にスナップした。
ナンバー撮らなかったので、
オーナー様、お許し下さい。

品川33、二桁ナンバーだった!
きっと新車オーナー様。
89年までしか製造していない930、
ということは、
20年以上乗り続けていることになる。
素敵。
ラグジュアリーは長く使えるのがカッコいい。
いつも言ってる、書いてる。
ラグジュアリーは、本来そうだった。

930。
89年まで製造された911カレラ。
89年、僕は大学生。
買えるわけもなく……が、
91年に運よく944ターボを買った。
が、その後も名車930とは縁がなかった。

いま古いクルマが気になって仕方ない。
お読みいただいただろうか、
現行のメルセデスEに乗って
メルセデスのかつての社是と言われている
「最善か無か」を感じた。
最新のEに乗って、古いメルセデスを感じた。
すごい出来だった。

それ以来、
古きよきクルマが気になって気になって。
旧きよき。

とはいえ、クラシック・カーには興味がない。
それを所有できるほどの生活をしていないし、
それほど変態でもない。

乗れるクラシックがいい。
乗れなきゃ困る。
法定速度楽勝じゃなきゃあり得ない。

モダン・クラシックとでもいうのか。
そうだね、80年台に企画されたクルマがいいかな、
なんて思ってる。
クルマに金をかけまくった時代、
電子じゃなくて、機械がいい仕事をしていた時代、
のクルマたち、大袈裟にいうなら。
で、アクセル全開できるクルマ。

930、964、993の空冷ポルシェは最高だ。
W124のEクラスもいいね。
でも、できれば2枚ドアがいい。
4人乗れる、そこまで実用をモダン・クラシックに求めない。
となると、E320のオープンとか。
セダンなら
ポルシェとメルセデスがコラボした500Eとか。
でも、ベラボーに高い。

そう、問題はプライスだ。
冷静になれ。
中古を、たかがモダン・クラシックな中古を、
ベラボー価格で買うのはナンセンスだ。
そこまでする価値はないと思う。
中古は中古。
人気車とはいえ高額で落とすのは、
愚の骨頂。
だから、993、500Eは論外。
カメラオタクと同じことはしたくない。

でも、例外もある。
知人、親戚、出物のワン・オーナーものならいい。
犬オーナーじゃない。
1オーナーです。
それなら、993、500Eもいい。
もちろんその他も。

ワンオーナーだと、
ナンバープレートが二桁になる。
確か97年登録までか。
二桁……ワンオーナー車は、
新車時から乗ってる顔ができるわけだ。
「え、20年前から乗ってるの?」
これはすごい。
刺さる。
ラグジュアリーを使い倒す、
それはかっこいい。
刺さらないのは、クルマを知らない人だけだ。

中古買って見栄を張るなら
そこまでしないといけない、と思う。
呆れられても、僕ならする。

品川35、練馬33。
ゲソナンでもいい、かな。
二桁ナンバーのモダン・クラシックが欲しい。

と思ってたら出てきた偶然。
ぐはは。
しかも身内から(笑)
僕は本当に運がいい。
930は所有できなかったが、
本当に運だけはいい。

クルマは……内緒。
書くとまた書かれるから(笑)
97年式のメルセデス、モダン・クラシックとだけ。
しかも、だ。
走行2000km!
屋根保管。
ステアリングもまだ革のザラつきもあって。
ぐはは、でしょ(笑)
とはいえ、
バッテリーやいろいろやって金はかかった。
でも安い。

そのクルマは80年代に発表された。
当時、とても買えないどころか、
購入を考えたことすらなかった名車。

97年式のメルセデス。
それは、直列6気筒最後の年。
僕は、RCZ、シティ・コミューターに次ぐ、
こいつを3台目のクルマに決めた。
妻のクルマを買うときは、
この中から1台、手放すことになる。
が、こいつは手放さない。
最期のクルマかもしれない。
まだ早いけど。

XJのクーペや屋根開きもいい。
最近R32のGT-Rも気になるが、僕には似合わないか。
ユーノス・ロードスターもいい。
プジョー205GTiもいいな、渋い。
知性を感じる505もいい。
BMW Z1はちと変態だけどいい。
でももう決めてしまった。

いまカーセンサーで、
964の走行1万アンダー!がある。
993RSだったか、横浜35もあった。
いま、モダン・クラシックが楽しい。
あと15年たったら、
ちと渋めのアンティークになるか。
それまで頑張って所有したい。

今日はワックスを買いに行く。
磨くのは先だが、恋しくて恋しくて。