編集長の代理でアップします、時計担当の有賀です。
3月18日からスイス・バーゼルで開催されている
バーゼルワールドの速報です。

世界最大級の時計展示会でして
皆さんもご存知のスイスや日本の
時計ブランドがこぞって出展してます。

というわけで、いち早く2010年の
新作速報をお届けしますね。


トガブロ。
すでに、連載でもご紹介しましたが
タグ・ホイヤーの自社開発ムーブメント搭載モデルが
いよいよお披露目となりました。

「カレラ」をベースにしてますが
さまざまな点で“熟成”しているんですよ。

こちらの自社ムーブメント、
巻き上げが双方向になり、
効率よく巻き上げエネルギーが得られるようになりました。

また、風防が無反射コーティング仕様になりました。
余計な反射がなく、まるで、
ガラスがないような仕上がりなんです。

また、インデックス(目盛り)の部分の
夜光塗料も控えめにまりました。
先端にポチっと配されているので
暗い所での視認性を確保しつつ
エレガントな顔つきになったんですね。


トガブロ。
裏を見てみますと…、
これまでもトランスペアレント仕様の
モデルはいくつもあったのですが、
こちらは、誇らしげに自社ムーブメント
「cal,1887」見せるかのように、
開口部が一回り大きくなりました。

このモデルに関しましては、4月10日売り
「メンズクラブ」5月号の「TAG Heuer Exclusive」にて
詳しくお伝えします。


続いて、セイコーです。
今年は「グランドセイコー」誕生50周年ということもあり
新作もかなり気合が入ってます。

5月に発売される第1弾から、10月の第4弾まで
「グランドセイコー」四兄弟ともいえるラインナップで展開。


トガブロ。
こちらは、第3弾となるハイビート(36,000振動/時)
ムーブメント搭載のモデルです。
これまで、日差-3秒~+5秒だったのですが
(実は、これも機械式時計としてはかなりハイレベル!)、
さらに精度に磨きがかかり、-2秒~+4秒になったんです。
7月発売予定です。
スペシャルボックスに納められるそうですよ。
限定300本で、値段は68万2500円。


トガブロ。
これまで“SEXY RICH”を旗印に掲げてきた
「ガランテ」は「LUXURY POP」がテーマに。
見てください、これ、なんと鉄腕アトムを文字盤に描いた1本です。

この時計のために、わざわざ手塚治虫プロダクションに
描き下ろしてもらってるらしいです。
ファイティングポーズのアトムがかわいいです。
やんちゃなR35歳にいいかも。
限定150本で、47万2500円。


トガブロ。
電子インクの技術を応用したのが、このモデル。
デジタルなんですが、従来のもののように、
カクカクしていないんです。
印刷物のフォントのように、なめらかなんですね。
300dpi、8万個のドットというきめの細やかさがキモなんです。


トガブロ。
これ、すみません、写真だとわかりづらいんですが
すっごく画面がきれいなんです。
地球のイラストも、まるで雑誌のイラストのよう。
こちらは、まだコンセプトモデルですが
いずれ商品化されるそうです。
時計の未来を感じます。たのしみです。


トガブロ。
定期購読でもおなじみのタイメックスのブースにも行ってきました。
「アイアンマン スリーク 150ラップ タップスクリーン」。
もともと、このシリーズ、150ラップがとれるというのがキモなんですが、
こちらは、画面をたたくと、ストップウォッチ機能がスタートし、
次にたたくとラップタイムが計れるんです。


トガブロ。
こういう風に、パチンと。


トガブロ。
ほら、この通り。
ラップが計れちゃった。
で、さらに驚いたのは、
たたいて反応する強度が調整できるという点。
つまり、ひとりでマラソンの練習をしているときなんかは
反応が「弱」でもいいんですが、
トライアスロンの競技なんかのときに
人とぶつかったりしますよね。
そういうときの誤作動を防ぎたいときは
反応を「強」にすればいいんです。

自転車に乗るときなんかにも使えそうです。
値段は1万5750円(予価)。

以上、バーゼルワールドより一部を。

続報は、
メンズクラブ5月10日発売号で!